【トラブル解決】Ubuntu 12.04でMariaDB 10.0をインストールする際の問題と解決策
Ubuntu 12.04 に MariaDB 10.0 をインストールする
前提条件
- Ubuntu 12.04 LTS サーバー
- root 権限を持つユーザー
手順
MariaDB 10.0 は Ubuntu 12.04 の標準リポジトリには含まれていないため、以下のコマンドでリポジトリを追加する必要があります。
sudo apt-get install software-properties-common
sudo add-apt-repository 'ppa:ondrej/php'
sudo apt-get update
MariaDB 10.0 のインストール
以下のコマンドで MariaDB 10.0 サーバーとクライアントをインストールします。
sudo apt-get install mariadb-server-10.0 mariadb-client-10.0
MariaDB の設定
インストールが完了したら、以下のコマンドで MariaDB の設定を行います。
sudo mysql_secure_installation
このコマンドを実行すると、root ユーザーのパスワード設定、匿名ユーザーの削除、テストデータベースの削除などの設定を行うことができます。
以下のコマンドで MariaDB サーバーを起動します。
sudo service mysql start
mysql -u root -p
パスワードを入力すると、MariaDB に接続できます。
MariaDB の基本操作
MariaDB に接続したら、以下のコマンドで基本的な操作を行うことができます。
- データベースの作成:
CREATE DATABASE database_name;
- テーブルの作成:
CREATE TABLE table_name (column_name1 data_type1, column_name2 data_type2, ...);
- テーブルの削除:
DROP TABLE table_name;
- データの挿入:
INSERT INTO table_name (column_name1, column_name2, ...) VALUES (value1, value2, ...);
- データの抽出:
SELECT column_name1, column_name2, ... FROM table_name;
問題解決
問題: apt-get install mariadb-server-10.0
コマンドを実行すると、unmet dependencies
エラーが発生する。
解決策:
以下のコマンドを実行して、依存関係を解決します。
sudo apt-get install -f
問題: mysql_secure_installation
コマンドを実行すると、エラーが発生する。
- MariaDB 10.0 は、MySQL 5.6 と互換性があります。
# データベースの作成
CREATE DATABASE my_database;
# データベースの選択
USE my_database;
# テーブルの作成
CREATE TABLE users (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
);
# データの挿入
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');
# データの抽出
SELECT * FROM users;
# テーブルの削除
DROP TABLE users;
# データベースの削除
DROP DATABASE my_database;
- MariaDB は、オープンソースのデータベースです。そのため、コミュニティからのサポートを受けることができます。
MariaDB 10.0 を Ubuntu 12.04 にインストールする他の方法
ソースコードからのインストール
- MariaDB 公式サイトから MariaDB 10.0 のソースコードをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍します。
- 解凍したフォルダに移動し、以下のコマンドを実行します。
./configure
make
sudo make install
sudo service mysql start
mysql -u root -p
DEB パッケージのインストール
MariaDB 10.0 の DEB パッケージをダウンロードしてインストールすることもできます。この方法は、ソースコードからのインストールよりも簡単ですが、最新バージョンの MariaDB がインストールできない場合があります。
- 以下のコマンドを実行して、DEB パッケージをインストールします。
sudo dpkg -i mariadb-server-10.0_*.deb
sudo service mysql start
mysql -u root -p
Docker を使用したインストール
Docker を使用して MariaDB 10.0 をインストールすることもできます。この方法は、環境を汚さずに MariaDB をインストールしたい場合に有効です。
- Docker をインストールします。
- 以下のコマンドを実行して、MariaDB 10.0 のイメージをダウンロードします。
docker pull mariadb:10.0
docker run -d -p 3306:3306 mariadb:10.0
mysql -u root -p -h localhost -P 3306
どの方法を選択するべきか
どの方法を選択するべきかは、あなたのニーズとスキルレベルによって異なります。
- ソースコードからのインストールは、最新バージョンの MariaDB をインストールしたい場合や、特別な設定を行いたい場合に有効です。ただし、この方法は最も複雑な方法です。
- DEB パッケージのインストールは、ソースコードからのインストールよりも簡単ですが、最新バージョンの MariaDB がインストールできない場合があります。
- Docker を使用したインストールは、環境を汚さずに MariaDB をインストールしたい場合に有効です。
注意事項
ubuntu ubuntu-12.04 apt-get