サンプルコード
Java、Hibernate、JDBCにおける「Migrating from MySql: MariaDB server closing client connections unexpectedly」の解説
症状
原因
この問題の主な原因は以下の2つです。
- wait_timeout設定: MariaDBサーバーのデフォルトの
wait_timeout
設定は60秒ですが、MySQLではデフォルト値は28800秒です。MariaDBサーバーが60秒間クライアントからのアクティビティがない場合、接続を切断します。 - interactive_timeout設定: MariaDBサーバーの
interactive_timeout
設定はデフォルトで有効になっており、デフォルト値は28800秒です。この設定により、28800秒間アクティビティがないインタラクティブな接続は切断されます。
解決方法
この問題を解決するには、以下の方法があります。
-
MariaDBサーバーの設定を変更する:
/etc/my.cnf.d/mariadb.cnf
ファイルを開きます。wait_timeout
とinteractive_timeout
の設定値をMySQLと互換性のある値に変更します。wait_timeout = 28800
interactive_timeout = 28800
- MariaDBサーバーを再起動します。
-
アプリケーションコードを変更する:
DriverManager.setLoginTimeout()
メソッドを使用して、接続タイムアウト値を28800秒以上に設定します。DriverManager.setLoginTimeout(28800);
Connection.setClientInfo()
メソッドを使用して、interactive_timeout
設定を無効にします。connection.setClientInfo("interactive_timeout", "0");
- アプリケーションコードを変更する場合は、接続タイムアウト値を適切な値に設定する必要があります。値が大きすぎると、サーバーリソースが無駄に消費されます。
- 問題解決のためには、MariaDBサーバーとアプリケーションコードの両方の設定を確認する必要があります。
- 問題解決のためには、専門家のサポートを受けることをお勧めします。
import java.sql.DriverManager;
import java.sql.Connection;
public class Example {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// 接続タイムアウト値を28800秒に設定
DriverManager.setLoginTimeout(28800);
// データベースへの接続
Connection connection = DriverManager.getConnection("jdbc:mysql://localhost:3306/test", "root", "password");
// ...
// 接続を閉じる
connection.close();
}
}
このコードは、Connection.setClientInfo()
メソッドを使用してinteractive_timeout
設定を無効にする方法を示しています。
import java.sql.DriverManager;
import java.sql.Connection;
public class Example {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// データベースへの接続
Connection connection = DriverManager.getConnection("jdbc:mysql://localhost:3306/test", "root", "password");
// interactive_timeout設定を無効にする
connection.setClientInfo("interactive_timeout", "0");
// ...
// 接続を閉じる
connection.close();
}
}
他の方法
- MariaDBサーバーのバージョンをアップグレードする: 新しいバージョンのMariaDBサーバーでは、デフォルトの設定値が互換性のある値になっている場合があります。
- MySQLとの互換性モードを使用する: MariaDBサーバーをMySQLとの互換性モードで起動することで、MySQLと同じ設定値を使用することができます。
- 接続プーリングを使用する: 接続プーリングを使用することで、接続を再利用することができ、接続切断の問題を回避することができます。
どの方法を選択するべきか
どの方法を選択するべきかは、環境や要件によって異なります。
- MariaDBサーバーのバージョンをアップグレードする方法は、最も簡単な方法ですが、すべての環境で可能とは限りません。
- MySQLとの互換性モードを使用する方法は、互換性を確保する最も簡単な方法ですが、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
- 接続プーリングを使用する方法は、パフォーマンスを向上させることができますが、設定が複雑になる可能性があります。
java hibernate jdbc