「git reset」を元に戻す方法について(日本語)

2024-08-27

**「git reset」**コマンドは、GitリポジトリのHEADを指定したコミットに移動し、そのコミット以降の変更をステージングエリアやワークツリーから削除するコマンドです。誤って実行した場合、重要な変更が失われる可能性があります。

「git reset」を元に戻す方法

  1. コミット履歴を確認する:

    git log
    

    このコマンドで、git resetを実行する前のコミットのハッシュ値を確認します。

  2. 元に戻すコミットに移動する:

    git reset <コミットハッシュ>
    

    <コミットハッシュ>の部分には、確認した前のコミットのハッシュ値を指定します。これにより、HEADがそのコミットに移動します。

  3. 変更を復元する:

    git checkout -- .
    

    このコマンドで、ステージングエリアとワークツリーの変更を、HEADが指しているコミットの状態に復元します。

注意事項

  • 「git reset」を誤って実行すると、コミットされた変更が失われる可能性があります。重要な変更を削除してしまった場合は、復元が困難になることがあります。
  • 「git reflog」コマンドを使用して、過去の操作履歴を確認することもできます。

例:

# 誤って最新のコミットをリセットしてしまった場合
git reset HEAD~1  # 前のコミットに移動
git checkout -- .  # 変更を復元



「git reset」の取り消し方法(例)

例1: 誤って最新のコミットをリセットした場合

# 誤って最新のコミットをリセットしてしまった場合
git reset HEAD~1  # 前のコミットに移動
git checkout -- .  # 変更を復元
  • git reset HEAD~1: 現在のHEADを前のコミット(HEAD~1)に移動します。
  • git checkout -- .: ワークツリーのファイルを、HEADが指しているコミットの状態に復元します。

例2: 特定のコミットにリセットした場合

# 特定のコミット(コミットハッシュ)にリセットしてしまった場合
git reset <コミットハッシュ>
git checkout -- .
  • <コミットハッシュ>の部分には、リセットしたコミットのハッシュ値を指定します。

例3: 「git reflog」を使用して過去の操作を確認する場合

# 過去の操作を確認する
git reflog
  • git reflogコマンドで、過去の操作履歴を表示します。リセットしたコミットのハッシュ値を確認し、それに移動して変更を復元できます。

注意:

  • 「git reset」は強力なコマンドです。誤って使用すると、重要な変更が失われる可能性があります。
  • 「git reflog」は、過去の操作履歴を確認するのに便利です。ただし、過去の操作が削除されている場合もあります。
  • 重要なプロジェクトでは、定期的にバックアップを取ることをおすすめします。



  • 過去の操作履歴を確認:
    git reflog
    
    このコマンドで、過去の操作履歴を表示します。
  • リセット前のコミットに移動:
    git reset <コミットハッシュ>
    
    リセット前のコミットのハッシュ値を指定して、HEADを移動します。

「git cherry-pick」を使用する:

  • リセット前のコミットを個別に適用:
    git cherry-pick <コミットハッシュ>
    
    リセット前のコミットのハッシュ値を指定して、そのコミットの変更を現在のブランチに適用します。
    • 複数のコミットを適用する場合は、各コミットのハッシュ値をスペースで区切って指定します。
  • リセット前のコミットを逆転:
    git revert <コミットハッシュ>
    
    リセット前のコミットのハッシュ値を指定して、そのコミットの変更を逆転する新しいコミットを作成します。
  • 「git cherry-pick」と「git revert」は、リセット前のコミットを個別に適用または逆転する際に便利です。

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