Gitログで特定ユーザーのコミット履歴を表示する際のコード例と解説

2024-08-30

「git log」で特定のユーザーのコミットのみを表示する方法

日本語説明:

Gitは、ソフトウェア開発におけるバージョン管理システムとして広く使われています。Gitの「log」コマンドは、リポジトリのコミット履歴を表示するのに便利です。このコマンドを適切に利用することで、特定のユーザーが作成したコミットのみを表示することもできます。

具体的な手順:

  1. ターミナルまたはコマンドプロンプトを開く:

    • リポジトリのルートディレクトリに移動します。
  2. 「git log」コマンドを実行する:

  3. 特定のユーザーのコミットをフィルタリングする:

オプションを追加する:

  • コミットメッセージを検索:
    git log --author="username" --grep="keyword"
    
  • コミットの範囲を指定:
    git log --author="username" --since="2023-01-01" --until="2023-12-31"
    
  • コミットのフォーマットを変更:
    git log --author="username" --format="%h %s"
    

注意:

  • ユーザー名は正確に入力してください。大文字と小文字は区別されます。
  • メールアドレスは、コミットメッセージに含まれる場合に有効です。
  • 複数のユーザーを指定することもできます。



Gitログで特定ユーザーのコミット履歴を表示する際のコード例と解説

コマンドの基礎

Gitで特定のユーザーのコミット履歴を表示する際、最も基本的なコマンドは以下になります。

git log --author="ユーザー名"
  • git log: コミット履歴を表示するコマンドです。
  • --author="ユーザー名": コミットの作成者が「ユーザー名」であるコミットだけに絞り込みます。

例:

git log --author="[email protected]"

このコマンドを実行すると、"[email protected]"というユーザーが作成したコミットが、新しいものから古いものの順に表示されます。

より詳細な絞り込み

  • コミットメッセージで絞り込む: 特定のキーワードが含まれるコミットメッセージに絞り込めます。

    git log --author="[email protected]" --grep="バグ修正"
    

    この例では、"taro.yamada"が作成し、コミットメッセージに"バグ修正"という単語を含むコミットのみを表示します。

  • 日付範囲で絞り込む: 特定の期間内のコミットに絞り込めます。

    git log --author="[email protected]" --since="2023-01-01" --until="2023-12-31"
    

    この例では、"taro.yamada"が2023年1月1日から12月31日の間に作成したコミットを表示します。

  • 表示形式を変更する: コミットの表示形式をカスタマイズできます。

    git log --author="[email protected]" --format="%h %s"
    

    この例では、コミットのハッシュ値とサブジェクト(最初の行のコミットメッセージ)のみを表示します。

  • --no-merges: マージコミットを除外します。
  • --oneline: 各コミットを一行で表示します。
  • --graph: コミット間の関係をグラフで表示します。

実用的な例

  • 特定のファイルの変更履歴:
    git log --author="[email protected]" --follow ファイル名
    
    ファイル名が変更された場合も追跡します。
  • 特定のブランチのコミット:
    git log --author="[email protected]" ブランチ名
    
    指定したブランチのコミットのみを表示します。

Gitのlogコマンドは、--authorオプションを使うことで、特定のユーザーのコミット履歴を簡単に表示できます。さらに、--grep--since--untilなどのオプションを組み合わせることで、より詳細な絞り込みが可能です。これらのコマンドを効果的に活用することで、Gitリポジトリの履歴を効率的に調査することができます。

注意点

  • ユーザー名の正確さ: ユーザー名は正確に入力する必要があります。大文字小文字を間違えると、意図した結果が得られないことがあります。
  • メールアドレス: コミットにメールアドレスが設定されている場合、メールアドレスで絞り込むことも可能です。
  • 複数のユーザー: 複数のユーザーを指定したい場合は、--authorオプションを複数回指定するか、正規表現を使用します。

例:複数のユーザー

git log --author="[email protected]" --author="[email protected]"

Gitには、特定のユーザーのコミット履歴を表示する以外にも、様々な機能があります。例えば、git blameコマンドを使うと、各行の最後の変更を行ったユーザーを特定できます。




GUIツールによる視覚的な確認

コマンドラインだけでなく、Gitの操作を視覚的に行えるGUIツールを利用することで、より直感的にコミット履歴を調べることができます。

  • GitHub:
    • Webブラウザ上でリポジトリを開き、コミットタブに移動します。
    • 検索バーでユーザー名やコミットメッセージを検索できます。
    • グラフ形式でコミットの関係性を視覚的に確認できます。
  • GitLab:
    • フィルター機能を使って、ユーザー名やコミット範囲を絞り込むことができます。
  • SourceTree:
    • 人気のあるGitクライアントです。
    • 直感的なインターフェースで、コミットグラフやログを簡単に閲覧できます。
    • フィルター機能も充実しており、特定のユーザーのコミットを簡単に探し出すことができます。
  • Visual Studio Code:
    • コードエディタですが、Git統合が非常に強力です。
    • ソースコードを見ながら、コミット履歴を調べることができます。
    • GitLens拡張

git version-control git-log



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