Git でコミットをまとめる（squash）の具体的なコード例と解説

手順

1. インタラクティブリベースを開始する:

   git rebase -i HEAD~N
   

   このコマンドで、直近 N 個のコミットをインタラクティブモードでリベースします。

例

git rebase -i HEAD~3

エディタで以下のように変更:

pick <commit-hash>
squash <commit-hash>
squash <commit-hash>

注意点

• リベースはローカルの履歴を変更するため、公開済みのブランチには使用しないように注意してください。
• squash の代わりに fixup を使うこともできます。これは、元のコミットメッセージを捨てて、前のコミットのメッセージのみを残します。

• git rebase コマンドは強力ですが、使い方を誤ると履歴が複雑になる可能性があります。慎重に使用する必要があります。
• Git GUI ツールを使うと、インタラクティブリベースを視覚的に操作できる場合があります。

日本語訳

手順は次の通りです。

注意点は、リベースはローカルの履歴を変更するため、公開済みのブランチには使用しないようにすることです。また、squash の代わりに fixup を使うこともできます。これは、元のコミットメッセージを捨てて、前のコミットのメッセージのみを残します。

git rebase -i HEAD~N

• -i: インタラクティブモードでリベースを開始
• HEAD~N: 現在（HEAD）からN個前のコミットを指定

git rebase -i HEAD~3

実行後:

• テキストエディタが開き、リベースするコミットの一覧が表示されます。
• 各コミットの前に pick や squash などのコマンドが書かれています。

例:

pick <commit-hash> # このコミットはそのまま
squash <commit-hash> # このコミットを一つ前のコミットにまとめる
squash <commit-hash> # このコミットも一つ前のコミットにまとめる

• ファイルを保存すると、新しいコミットメッセージを入力するプロンプトが表示されます。

git rebase -i <base-commit>

• <base-commit>: 基準となるコミットのハッシュ値

git rebase -i abcdef123

• 公開済みのブランチには注意: リベースはローカルの履歴を変更するため、公開済みのブランチに対しては慎重に行う必要があります。
• fixup コマンド: squash と似ていますが、元のコミットメッセージは残しません。
• GUI ツール: Git の GUI ツール (SourceTreeなど) を使うと、視覚的に操作できる場合があります。

• コミット履歴の確認: git log コマンドでコミット履歴を確認できます。
• インタラクティブモードでの操作: git rebase -i で開いたエディタで、pick、squash、edit などのコマンドを使ってコミットを操作できます。

注意: リベースは強力な機能ですが、誤った操作を行うと履歴が複雑になる可能性があります。慎重に行うようにしましょう。

git rebase -i を使った方法（再掲）

• 学習コスト: コマンドのオプションやインタラクティブモードの操作に慣れる必要がある。

git reset と git commit --amend を組み合わせる方法

• 注意点:

サブモジュールを利用する方法

• 目的: 特定の機能を別のリポジトリとして管理し、メインのリポジトリとの関係をゆるく保つ。
• 特徴:
  • プロジェクトの構造を明確にし、メンテナンス性を向上させる。
  • squash ではなく、サブモジュールのコミットを更新することで機能の更新を行う。
• 注意点:

ブランチを切る方法

• 目的: 特定の機能開発を別のブランチで行い、完成後にマージする。
• 特徴:
• 注意点:

GUI ツールを利用する方法

• 目的: コマンドライン操作が苦手な場合や、視覚的に操作したい場合。
• 注意点:

どの方法を選ぶべきか？

• 機能を独立して管理したい: サブモジュール。
• 機能ごとの開発履歴を分けたい: ブランチを切る。
• コマンドライン操作が苦手: GUI ツール。

選ぶ際のポイント

• 履歴の管理: どの程度細かい履歴を残したいか。
• チームでの作業: チームで作業する場合は、他のメンバーとの連携を考慮する。
• 複雑さ: 操作の複雑さや学習コスト。

• インタラクティブリベースの注意点: 公開済みのブランチに対しては慎重に行う。
• サブモジュールの注意点: サブモジュールの管理は少し複雑。
• GUI ツール: SourceTree、GitHub Desktopなど、様々なツールがある。

ご自身のプロジェクトに合った方法を見つけて、効率的にGitを使いこなしましょう。

より詳細な情報を知りたい場合は、以下のキーワードで検索してみてください。

• git rebase -i
• git reset
• git commit --amend
• git submodule
• git branch
• Git GUIツール