Laravel Eloquent ORM を使用して MariaDB JSON データを操作する

2024-07-27

MariaDB JSON サポートと Laravel

MariaDB は JSON データ型をネイティブでサポートしており、Laravel は Eloquent ORM を通じて JSON データを簡単に操作できます。この組み合わせにより、データベースに JSON データを保存、検索、更新、削除するアプリケーションを簡単に開発できます。

MariaDB JSON データ型

MariaDB 10.2 以降では、JSON データ型を使用して JSON データを保存できます。JSON データ型は、オブジェクト、配列、文字列、数値、真偽値など、JSON 標準で定義されているすべてのデータ型をサポートします。

Laravel Eloquent ORM

Laravel Eloquent ORM は、データベースとのオブジェクト指向のインターフェースを提供します。Eloquent を使用すると、JSON データを含むデータベースのテーブルを簡単に操作できます。

Laravel での MariaDB JSON サポートの使用方法

Laravel で MariaDB JSON サポートを使用するには、以下の手順が必要です。

  1. データベースに JSON データ型のカラムを作成する
CREATE TABLE users (
  id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255),
  data JSON
);
  1. Eloquent モデルで JSON データ型のカラムを定義する
class User extends Model
{
  protected $fillable = ['name', 'data'];
}
  1. JSON データを保存する
$user = new User;
$user->name = 'John Doe';
$user->data = ['age' => 30, 'address' => '123 Main Street'];
$user->save();
$user = User::where('data->age', 30)->first();
$user = User::find(1);
$user->data['address'] = '456 Elm Street';
$user->save();
$user = User::find(1);
$user->delete();



<?php

namespace App;

use Illuminate\Database\Eloquent\Model;

class User extends Model
{
  protected $fillable = ['name', 'data'];

  public function getDataAttribute($value)
  {
    return json_decode($value, true);
  }

  public function setDataAttribute($value)
  {
    $this->attributes['data'] = json_encode($value);
  }
}

ファイル:routes/web.php

<?php

Route::get('/', function () {
  // ユーザーを作成
  $user = new User;
  $user->name = 'John Doe';
  $user->data = ['age' => 30, 'address' => '123 Main Street'];
  $user->save();

  // ユーザーを検索
  $user = User::where('data->age', 30)->first();

  // ユーザーを更新
  $user->data['address'] = '456 Elm Street';
  $user->save();

  // ユーザーを削除
  $user->delete();

  return 'ユーザーの操作が完了しました。';
});

このコードを実行すると、データベースにユーザーの情報が JSON 形式で保存されます。その後、ユーザーは年齢に基づいて検索され、住所が更新されます。最後に、ユーザーはデータベースから削除されます。

  • JSON データを配列として保存する方法
  • JSON データをネストする方法



$data = ['name' => 'John Doe', 'age' => 30];

$user = new User;
$user->name = 'John Doe';
$user->data = json_encode($data, JSON_UNESCAPED_UNICODE | JSON_PRETTY_PRINT);
$user->save();

このコードは、data カラムに JSON 配列を保存します。

JSON データをネストするには、オブジェクトや配列を使用できます。

$data = [
  'name' => 'John Doe',
  'age' => 30,
  'address' => [
    'street' => '123 Main Street',
    'city' => 'New York',
    'state' => 'NY',
    'zip' => '10001',
  ],
];

$user = new User;
$user->name = 'John Doe';
$user->data = json_encode($data, JSON_UNESCAPED_UNICODE | JSON_PRETTY_PRINT);
$user->save();

JSON データをクエリするには、Eloquent の whereJson() メソッドを使用できます。

$users = User::whereJson('data->age', '>', 30)->get();

このコードは、年齢が 30 歳より大きいユーザーを取得します。

MariaDB JSON データを Laravel で扱うために使用できるライブラリがいくつかあります。


php json laravel



JSONにおけるマルチライン文字列とコード例

複数の行にわたる文字列が必要な場合は、複数の文字列を連結するか、文字列テンプレートを使用するなどの方法を使用できます。たとえば、次のJSONオブジェクトは有効です。この場合、エラーが発生します。エラーメッセージは、JSONパーサーによって異なりますが、一般的には、不正な文字列または構文エラーを示すメッセージが表示されます。...


C# で列挙型を JSON 文字列としてシリアライズする代替方法

JavaScriptSerializer を使った場合、列挙型はデフォルトで数値としてシリアライズされます。しかし、人間が読みやすいように列挙型の名前 (文字列) でシリアライズしたいケースもあるでしょう。列挙型を文字列としてシリアライズするには、JavaScriptSerializer に対して特別な属性は使えません。 代替案としては、カスタムシリアライゼーションを行うことが必要です。...


Java での JSON パースのコード解説

JSON (JavaScript Object Notation) は、データ交換フォーマットとして広く使用されています。Java プログラムで JSON データを扱うためには、パースする必要があります。パースとは、JSON テキストを Java オブジェクトに変換するプロセスです。...


PHPでJSONを返す: コード例解説

PHPでJSONを返すとは、PHPスクリプトからJavaScript Object Notation (JSON)形式のデータをクライアント側(通常はブラウザ)に送信することです。JSONは、人間が読みやすく、機械が簡単に解析できる軽量のデータ交換フォーマットです。...


JacksonとJSON: 「認識されないフィールド、無視可能としてマークされていません」エラーの解説

日本語訳: Jacksonライブラリを使用してJavaとJSONを相互変換する際によく発生するエラー、「認識されないフィールド、無視可能としてマークされていません」について解説します。エラーの意味: このエラーは、JSONデータの中にJavaオブジェクトに対応するフィールドが存在しない場合、またはJavaオブジェクトのフィールドがJSONデータに存在しない場合に発生します。つまり、両者のデータ構造が一致していないということです。...



php json laravel

JSONにコメントを書けない時の代替方法を詳しく解説

JSON (JavaScript Object Notation) には、コメントを使用することはできません。JSON はデータ交換フォーマットであり、プログラムコードではありません。そのため、人間が読みやすいように注釈をつけるためのコメント機能は備わっていません。


シェルスクリプトでJSONを整形する:コード例解説

JSON はデータの交換フォーマットとして広く使われていますが、そのまま表示すると読みづらいことがあります。そこで、シェルスクリプトで整形して見やすくする方法をご紹介します。必要なツール:jqこのタスクには、JSONを処理するためのツールである jq が便利です。多くのLinuxディストリビューションで利用可能です。インストールされていない場合は、パッケージマネージャを使ってインストールしてください。


JSONコンテンツタイプの代替方法とその他の考慮事項

JSONコンテンツタイプとは、HTTP通信においてデータの形式がJSONであることを示すために使用するヘッダー情報の一種です。具体的には、Content-Typeヘッダーに指定する値で、一般的にはapplication/jsonが使われます。


日本語で解説するNotepad++でのJSON整形コード例

JSONは、JavaScript Object Notationの略で、データの交換や保存に広く使われる軽量のデータ交換フォーマットです。Parsingは、JSONのような構造化されたデータをプログラムで解釈し、処理可能な形式に変換するプロセスです。


UnixツールによるJSON解析のコード例

JSON(JavaScript Object Notation)は、データ交換フォーマットとして広く使われています。Unix系システムでは、複雑なJSONデータを処理するために専用のツールが開発されていますが、基本的な処理は標準的なコマンドラインツールでも可能です。