JPAとHibernateでデータベース生成のカラム値をreadonlyフィールドとして定義する方法

2024-07-27

@Generatedアノテーションを使用する

@Generatedアノテーションは、JPA 2.1以降で導入されたアノテーションです。このアノテーションを使用して、データベース生成のカラム値をreadonlyフィールドとして定義することができます。

@Entity
public class MyEntity {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    @Column(name = "created_at", updatable = false)
    @Generated(value = GenerationType.ALWAYS)
    private LocalDateTime createdAt;

    // ...
}

上記の例では、createdAtフィールドはデータベース生成のカラムであり、updatable = false オプションによって更新できないように設定されています。また、@Generatedアノテーションによって、このフィールドが常にデータベースによって生成されることを指定しています。

@Transientアノテーションを使用する

@Transientアノテーションは、JPAでエンティティクラスのフィールドがデータベースに永続化されないことを指定するために使用されます。このアノテーションを使用して、データベース生成のカラム値をreadonlyフィールドとして定義することができます。

@Entity
public class MyEntity {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    @Transient
    private LocalDateTime createdAt;

    // ...

    public LocalDateTime getCreatedAt() {
        return createdAt;
    }

    public void setCreatedAt(LocalDateTime createdAt) {
        this.createdAt = createdAt;
    }
}

上記の例では、createdAtフィールドはデータベースに永続化されませんが、getterとsetterメソッドを使用してアクセスすることができます。

エンティティクラスのカラム名を変更する

データベース生成のカラム値は、通常、エンティティクラスのカラム名と同じ名前になります。エンティティクラスのカラム名を変更することで、データベース生成のカラム値へのアクセスを制限することができます。

@Entity
public class MyEntity {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    @Column(name = "_created_at")
    private LocalDateTime createdAt;

    // ...

    public LocalDateTime getCreatedAt() {
        return createdAt;
    }

    public void setCreatedAt(LocalDateTime createdAt) {
        this.createdAt = createdAt;
    }
}

上記の例では、createdAtフィールドはデータベースでは_created_atという名前で作成されます。エンティティクラスでは、getCreatedAt()setCreatedAt()メソッドを使用して、このフィールドにアクセスすることができます。

これらの方法のいずれを使用しても、JPAとHibernateでデータベース生成のカラム値をreadonlyフィールドとして定義することができます。どの方法を使用するかは、要件と開発環境によって異なります。

  • 上記の例は、JPAとHibernateのバージョン 5.6.10に基づいています。
  • 使用するバージョンによって、アノテーションのオプションや使用方法が異なる場合があります。



@Entity
public class MyEntity {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    @Column(name = "created_at", updatable = false)
    @Generated(value = GenerationType.ALWAYS)
    private LocalDateTime createdAt;

    // ...

    public LocalDateTime getCreatedAt() {
        return createdAt;
    }

}

public class Main {

    public static void main(String[] args) {

        EntityManagerFactory emf = Persistence.createEntityManagerFactory("my-persistence-unit");
        EntityManager em = emf.createEntityManager();

        MyEntity entity = new MyEntity();
        entity.setCreatedAt(LocalDateTime.now());

        em.getTransaction().begin();
        em.persist(entity);
        em.getTransaction().commit();

        em.close();
        emf.close();

    }

}

このコードは、MyEntityエンティティクラスと、そのエンティティクラスを永続化するMainクラスを定義しています。

MyEntityエンティティクラスには、以下のフィールドがあります。

  • id: 主キー
  • createdAt: データベース生成のカラム値

Mainクラスは、MyEntityエンティティクラスのインスタンスを作成し、データベースに永続化します。

このコードを実行すると、created_atカラムに現在の時刻が設定されてデータベースに挿入されます。その後、MyEntityエンティティクラスのgetCreatedAt()メソッドを使用して、created_atカラム値を取得することができます。

注意

  • 使用するデータベースやJPA/Hibernateのバージョンによって、コードを変更する必要があります。



@Entity
public class MyEntity {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    @Column(name = "_created_at")
    private LocalDateTime createdAt;

    // ...

    public LocalDateTime getCreatedAt() {
        return createdAt;
    }

    public void setCreatedAt(LocalDateTime createdAt) {
        this.createdAt = createdAt;
    }
}

getterメソッドのみを提供する

エンティティクラスのフィールドに対して、getterメソッドのみを提供することで、フィールドへの書き込みを制限することができます。

@Entity
public class MyEntity {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    private LocalDateTime createdAt;

    // ...

    public LocalDateTime getCreatedAt() {
        return createdAt;
    }

}

上記の例では、createdAtフィールドにはsetterメソッドが提供されていないため、エンティティクラスの外部からこのフィールドに書き込むことはできません。

インターフェースを使用する

エンティティクラスのフィールドへのアクセスを制御するために、インターフェースを使用することができます。

public interface MyEntity {

    Long getId();

    LocalDateTime getCreatedAt();

}

@Entity
public class MyEntityImpl implements MyEntity {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    private LocalDateTime createdAt;

    // ...

    @Override
    public Long getId() {
        return id;
    }

    @Override
    public LocalDateTime getCreatedAt() {
        return createdAt;
    }

}

上記の例では、MyEntityインターフェースは、getId()getCreatedAt()メソッドのみを定義しています。MyEntityImplクラスは、MyEntityインターフェースを実装し、これらのメソッドを提供しています。


java hibernate jpa



「Java」におけるプライベートメソッド、フィールド、内部クラスのテスト方法

Javaでプライベートメソッド、フィールド、内部クラスをテストする際に、直接アクセスできないため、工夫が必要です。反射やモックオブジェクトなどの手法を用いて、間接的にアクセスすることができます。反射によるアクセス反射は、実行時にクラスやメソッド、フィールドの情報を取得し、操作できる機能です。プライベートメンバーにアクセスする場合も、反射を使用することができます。...


「java.lang.OutOfMemoryError: Java heap space」エラーへの対処方法

「java. lang. OutOfMemoryError: Java heap space」エラーは、Javaアプリケーションが実行時に必要なメモリ量を超えた際に発生します。このエラーは、プログラムのメモリ管理に問題があることを示しており、適切に対処する必要があります。...


Javaリフレクション入門: 実践的なコード例

リフレクションとは、Javaのプログラムの実行時に、そのプログラムの構造や動作を検査、変更する能力のことです。つまり、プログラムが実行されている間でも、そのプログラムの内部を覗き込んで、クラス、メソッド、フィールドなどの情報を取得したり、操作したりできる機能です。...


HashMap と Hashtable の違い: コード例

HashMap と Hashtable はどちらも Java のコレクションフレームワークにおけるキーと値のペアを格納するデータ構造です。しかし、いくつかの重要な違いがあります。HashMap は同期化されていないため、マルチスレッド環境では安全ではありません。パフォーマンスは高いですが、複数のスレッドが同時にアクセスするとデータの整合性が損なわれる可能性があります。...


Javaのパラメータ渡しに関する代替的な方法と考察

Javaにおけるパラメータの渡し方は、常に「値渡し」です。これは、メソッド呼び出し時に、元の変数の値のコピーがメソッドに渡されることを意味します。メソッド呼び出し時に、元の変数の値のコピーがメソッドのパラメータに渡されます。メソッド内でパラメータの値を変更しても、元の変数の値は変わりません。...



java hibernate jpa

Hibernate hbm2ddl.auto 設定 - コード例

hbm2ddl. auto は、Hibernate がデータベース スキーマを自動生成するかどうか、および生成方法を制御する設定です。 主な設定値とその動作は以下の通りです。none (デフォルト) : この値を設定すると、Hibernate はデータベース スキーマの自動生成を行いません。 スキーマはあらかじめデータベース上に存在している必要があります。


サンプルコード

Java、Hibernate、JPA を利用するアプリケーションで、"Getting [SQLITE_BUSY] database file is locked with select statements" エラーが発生することがあります。これは、データベースファイルが他のセッションによってロックされており、現在実行中のセッションがデータを読み取れないことを意味します。


PostgreSQL JSON 列を Hibernate エンティティ プロパティにマッピングするサンプルコード

このチュートリアルでは、Hibernateを使用して、PostgreSQLデータベースの JSON 列を Java エンティティ プロパティにマッピングする方法を説明します。前提知識このチュートリアルを理解するには、以下の知識が必要です。Java プログラミング言語


サンプルコード

この問題の主な原因は以下の2つです。wait_timeout設定: MariaDBサーバーのデフォルトのwait_timeout設定は60秒ですが、MySQLではデフォルト値は28800秒です。MariaDBサーバーが60秒間クライアントからのアクティビティがない場合、接続を切断します。


Mavenで最新バージョンを使用する際のコード例解説

Mavenプロジェクトの依存関係は、プロジェクトのルートディレクトリにあるpom. xmlファイルで定義されます。このファイル内で、依存関係のバージョンを指定します。例:上記の例では、Spring Frameworkのspring-coreモジュールを依存関係として追加し、version要素にlatestを指定しています。これにより、Mavenは最新バージョンを使用します。