Symfony、Doctrine、JSON:最強トリオでWebアプリケーション開発を加速させる

2024-07-27

JSON型フィールドにおけるキー/値検索のDoctrine2プログラミング解説

前提条件

  • Symfonyフレームワーク
  • Doctrine2 ORM

Doctrine2でJSON型フィールドを扱う

Doctrine2では、JSON型フィールドを扱うためにいくつかの方法があります。

jsonb型を使用する

PostgreSQLなどのデータベースで利用可能なjsonb型は、JSONデータをネイティブに格納できるため、パフォーマンス面で優れています。

/**
 * @Entity
 * @Table(name="users")
 */
class User
{
    /**
     * @Id
     * @Column(type="integer")
     * @GeneratedValue(strategy="AUTO")
     */
    private $id;

    /**
     * @Column(type="jsonb")
     */
    private $data;

    // ...
}

array型を使用する

jsonb型が利用できない場合は、array型を使用してJSONデータを格納できます。ただし、パフォーマンスはjsonb型よりも劣ります。

/**
 * @Entity
 * @Table(name="users")
 */
class User
{
    /**
     * @Id
     * @Column(type="integer")
     * @GeneratedValue(strategy="AUTO")
     */
    private $id;

    /**
     * @Column(type="array")
     */
    private $data;

    // ...
}

キー/値検索を行う

jsonb型の場合

jsonb型を使用している場合は、QueryBuilderwhereJsonContainsメソッドを使用できます。

$qb = $em->createQueryBuilder();

$qb->select('u')
    ->from('User', 'u')
    ->whereJsonContains('u.data', 'key', 'value');

$users = $qb->getQuery()->getResult();

上記の例では、dataフィールド内のkeyキーがvalue値を持つユーザーを検索しています。

array型の場合

array型を使用している場合は、QueryBuilderwhereメソッドとjson_extract関数を使用できます。

$qb = $em->createQueryBuilder();

$qb->select('u')
    ->from('User', 'u')
    ->where('json_extract(u.data, \'$.key\') = :value');

$qb->setParameter('value', 'value');

$users = $qb->getQuery()->getResult();



<?php

use Doctrine\ORM\EntityManager;
use Doctrine\ORM\EntityRepository;

// エンティティマネージャーとエンティティリポジトリを取得
$em = ...;
$userRepository = $em->getRepository('User');

// キー/値検索
$qb = $em->createQueryBuilder();

$qb->select('u')
    ->from('User', 'u')
    ->whereJsonContains('u.data', 'key', 'value');

$users = $qb->getQuery()->getResult();

// 結果処理
foreach ($users as $user) {
    echo $user->getName() . PHP_EOL;
}
<?php

use Doctrine\ORM\EntityManager;
use Doctrine\ORM\EntityRepository;

// エンティティマネージャーとエンティティリポジトリを取得
$em = ...;
$userRepository = $em->getRepository('User');

// キー/値検索
$qb = $em->createQueryBuilder();

$qb->select('u')
    ->from('User', 'u')
    ->where('json_extract(u.data, \'$.key\') = :value');

$qb->setParameter('value', 'value');

$users = $qb->getQuery()->getResult();

// 結果処理
foreach ($users as $user) {
    echo $user->getName() . PHP_EOL;
}



ネイティブSQLを使用する

データベースがネイティブでJSON検索をサポートしている場合は、ネイティブSQLを使用してキー/値検索を行うことができます。

SELECT * FROM users WHERE data->>'key' = 'value';

PHPライブラリを使用する

json_decodeなどのPHPライブラリを使用して、JSONデータをデコードし、キー/値検索を行うことができます。

$data = json_decode($user->getData(), true);

if (isset($data['key']) && $data['key'] === 'value') {
    // ...
}

JavaScriptを使用する

フロントエンドでJavaScriptを使用している場合は、JavaScriptライブラリを使用して、JSONデータをデコードし、キー/値検索を行うことができます。

const data = JSON.parse(user.getData());

if (data.key === 'value') {
    // ...
}

どの方法を選択するべきか

使用する方法は、パフォーマンス要件、開発環境、データベースの種類、検索条件などの要因によって異なります。

一般的には、以下の条件を考慮する必要があります。

  • パフォーマンス: ネイティブSQLは、他の方法よりもパフォーマンスが優れています。
  • 開発環境: Doctrine2は、PHP開発環境で使いやすいように設計されています。
  • データベース: データベースがネイティブでJSON検索をサポートしているかどうかを確認する必要があります。
  • 検索条件: 複雑な検索条件の場合は、Doctrine2のDQLを使用する方が効率的です。

json symfony doctrine



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