mongoexportコマンドとMongoDB Compassでできる!MongoDBからCSVへのコレクションエクスポート

2024-07-27

MongoDBからCSVへコレクションをエクスポートする方法

mongoexportコマンドを使用する

mongoexportコマンドは、MongoDBに付属のツールで、コレクションを様々な形式でエクスポートすることができます。CSV形式でエクスポートするには、以下のコマンドを使用します。

mongoexport --db <データベース名> --collection <コレクション名> --out <出力ファイル名> --csv
  • <データベース名>: エクスポートしたいコレクションを含むデータベースの名前
  • <コレクション名>: エクスポートしたいコレクションの名前
  • <出力ファイル名>: エクスポートしたデータを保存するCSVファイルの名前

オプションで、以下のコマンドを追加することで、エクスポートするフィールドを指定したり、区切り文字を変更したりすることができます。

  • --fields <フィールド名1>,<フィールド名2>,...: エクスポートするフィールドをカンマ区切りで指定
  • --fieldSeparator <区切り文字>: CSVファイルのフィールド間の区切り文字を指定 (デフォルトはカンマ)

例えば、testデータベースのusersコレクションをusers.csvという名前のCSVファイルにエクスポートし、nameemailフィールドのみを出力するには、以下のコマンドを使用します。

mongoexport --db test --collection users --out users.csv --csv --fields name,email

MongoDB Compassを使用する

MongoDB Compassは、MongoDBをGUIで操作できるツールです。Compassを使用してコレクションをCSV形式でエクスポートするには、以下の手順を行います。

  1. Compassでエクスポートしたいコレクションに接続します。
  2. Export Collectionボタンをクリックします。
  3. CSV形式を選択し、出力ファイルの名前と場所を指定します。
  4. オプションで、エクスポートするフィールドを指定したり、エンコーディングを変更したりすることができます。
  5. Exportボタンをクリックして、エクスポートを実行します。

スキーマレスデータのエクスポート

MongoDBはスキーマレスなデータストアであるため、コレクション内のドキュメントは構造が異なる場合があります。mongoexportコマンドを使用する場合は、--jsonArrayオプションを追加することで、各ドキュメントをJSON形式で出力することができます。その後、JSONデータをCSV形式に変換するツールを使用して、CSVファイルを作成することができます。

MongoDB Compassを使用する場合は、AdvancedタブでJSON形式を選択することで、各ドキュメントをJSON形式で出力することができます。

注意事項

  • 大規模なコレクションをエクスポートする場合は、パフォーマンス上の問題が発生する可能性があります。その場合は、複数回に分けてエクスポートするか、mongoexportコマンドの--batchSizeオプションを使用して、エクスポートするドキュメントの数を制限することができます。
  • エクスポートする前に、必ずバックアップを取っておいてください。



mongoexport --db test --collection users --out users.csv --csv --fields name,email
  1. MongoDB Compassでtestデータベースのusersコレクションに接続します。
  2. Fieldsタブで、nameemailフィールドのみを選択肢します。
  • 上記のコードはあくまでサンプルであり、必要に応じて変更する必要があります。



Pythonなどのプログラミング言語を使用して、MongoDBからデータをクエリし、CSV形式で保存するスクリプトを作成することができます。これにより、より柔軟なエクスポート処理を行うことができます。

例:Pythonスクリプト

import pymongo
import csv

# MongoDBへの接続
client = pymongo.MongoClient('mongodb://localhost:27017/')
db = client['test']
collection = db['users']

# データのクエリ
cursor = collection.find({})

# CSVファイルへの書き込み
with open('users.csv', 'w', newline='') as csvfile:
    writer = csv.writer(csvfile)

    # ヘッダー行の書き込み
    writer.writerow(['name', 'email'])

    # ドキュメントの書き込み
    for document in cursor:
        writer.writerow([document['name'], document['email']])

ETLツールを使用する

TalendやPentahoなどのETLツールを使用して、MongoDBからCSVへデータをエクスポートすることができます。ETLツールは、データの変換やロードを自動化できるため、大規模なデータのエクスポートに適しています。

クラウドサービスを使用する

MongoDB Atlasなどのクラウドサービスは、MongoDBからCSVへデータをエクスポートする機能を提供している場合があります。クラウドサービスを使用すると、インフラストラクチャを管理することなく、簡単にデータをエクスポートすることができます。

それぞれの方法の比較

方法利点欠点
mongoexportコマンドシンプルで使いやすい大規模なデータのエクスポートには不向き
MongoDB CompassGUIで操作できる機能が限られている
スクリプト柔軟性が高いプログラミングスキルが必要
ETLツール大規模なデータのエクスポートに適している設定が複雑
クラウドサービス簡単で使いやすいコストがかかる場合がある

mongodb csv schemaless

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