サンプルコード:Java、JDBC、JOOQ を使って小数秒をデータベースの TIME データ型に保存する方法
JOOQ を使って小数秒をデータベースの TIME データ型に保存する方法
このチュートリアルでは、Java、JDBC、JOOQ を使って小数秒を含む時刻をデータベースの TIME データ型に保存する方法を説明します。
TIME データ型について
TIME データ型は、SQL Serverを含む多くのデータベースで時刻を保存するために使用されます。このデータ型は、3 つのフィールドで構成されます。
- 時
- 分
- 秒
これらのフィールドはそれぞれ 0 から 59 の範囲の整数で表されます。
小数秒を保存する
TIME データ型は、秒単位しか保存できません。しかし、小数秒を含む時刻を保存したい場合もあります。その場合は、次のような方法があります。
- 時刻を文字列として保存する: 時刻を文字列として保存し、データベースの VARCHAR または NVARCHAR データ型を使用することができます。この方法は、小数秒を含む時刻を保存する最も簡単な方法ですが、時刻の比較や操作が難しくなります。
- 時刻を数値として保存する: 時刻を数値として保存し、データベースの DECIMAL または NUMERIC データ型を使用することができます。この方法は、小数秒を含む時刻を保存するもう 1 つの方法ですが、データベースによっては精度が制限される場合があります。
- JOOQ を使用する: JOOQ は、Java でデータベースとやり取りするためのライブラリです。JOOQ を使用すると、小数秒を含む時刻を TIME データ型に保存することができます。
JOOQ を使って小数秒を保存する例
import org.jooq.*;
import org.jooq.impl.DSL;
import java.sql.Connection;
import java.sql.DriverManager;
public class Example {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// データベースへの接続を取得
Connection conn = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlserver://localhost:1433;databaseName=myDatabase", "sa", "password");
// DSL を作成
DSLContext dsl = DSL.using(conn);
// 時刻を小数秒を含む形式で定義
Time timeWithFractionalSeconds = Time.valueOf("10:20:30.123");
// 時刻を TIME データ型に変換
Time timeWithoutFractionalSeconds = timeWithFractionalSeconds.toLocalTime();
// レコードを挿入
dsl.insertInto(TABLE_NAME)
.set(FIELD_NAME, timeWithoutFractionalSeconds)
.execute();
// 接続を閉じる
conn.close();
}
}
この例では、timeWithFractionalSeconds
変数に小数秒を含む時刻を定義しています。次に、toLocalTime()
メソッドを使用して、この時刻を TIME データ型に変換しています。最後に、insertInto()
メソッドを使用して、この時刻をデータベースに挿入しています。
JOOQ を使用すると、小数秒を含む時刻を TIME データ型に簡単に保存することができます。この方法は、時刻の比較や操作が容易であるという利点があります。
- この例では、SQL Server を使用しています。他のデータベースを使用する場合は、接続 URL と JDBC ドライバーを適切に変更する必要があります。
- この例では、
TABLE_NAME
とFIELD_NAME
をプレースホルダとして使用しています。実際のテーブル名とフィールド名に置き換える必要があります。
import org.jooq.*;
import org.jooq.impl.DSL;
import java.sql.Connection;
import java.sql.DriverManager;
public class Example {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// データベースへの接続を取得
Connection conn = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlserver://localhost:1433;databaseName=myDatabase", "sa", "password");
// DSL を作成
DSLContext dsl = DSL.using(conn);
// テーブル名とフィールド名を定義
String tableName = "myTable";
String fieldName = "myTimeField";
// 時刻を小数秒を含む形式で定義
Time timeWithFractionalSeconds = Time.valueOf("10:20:30.123");
// 時刻を TIME データ型に変換
Time timeWithoutFractionalSeconds = timeWithFractionalSeconds.toLocalTime();
// レコードを挿入
dsl.insertInto(DSL.name(tableName))
.set(DSL.name(fieldName), timeWithoutFractionalSeconds)
.execute();
// 接続を閉じる
conn.close();
}
}
このコードをどのように使用するか
- このコードを保存し、
Example.java
という名前のファイルにします。 - 以下のコマンドを使用して、コードをコンパイルします。
javac Example.java
java Example
このコードの説明
- このコードは、SQL Server に接続し、
myTable
という名前のテーブルにレコードを挿入します。 - このレコードには、
myTimeField
という名前のフィールドが含まれています。 - このフィールドには、小数秒を含む時刻が保存されます。
このコードを変更する方法
- 以下の行を変更して、データベース接続情報とテーブル名/フィールド名を変更できます。
String url = "jdbc:sqlserver://localhost:1433;databaseName=myDatabase";
String username = "sa";
String password = "password";
String tableName = "myTable";
String fieldName = "myTimeField";
- 以下の行を変更して、保存する時刻を変更できます。
Time timeWithFractionalSeconds = Time.valueOf("10:20:30.123");
時刻を文字列として保存する
この方法は、小数秒を含む時刻を保存する最も簡単な方法です。しかし、時刻の比較や操作が難しくなります。
import java.sql.*;
public class Example {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// データベースへの接続を取得
Connection conn = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlserver://localhost:1433;databaseName=myDatabase", "sa", "password");
// 時刻を小数秒を含む形式で定義
String timeWithFractionalSeconds = "10:20:30.123";
// レコードを挿入
PreparedStatement stmt = conn.prepareStatement("INSERT INTO myTable (myTimeField) VALUES (?)");
stmt.setString(1, timeWithFractionalSeconds);
stmt.executeUpdate();
// 接続を閉じる
conn.close();
}
}
この方法は、小数秒を含む時刻を保存するもう 1 つの方法です。しかし、データベースによっては精度が制限される場合があります。
import java.sql.*;
public class Example {
public static void main(String[] args) throws Exception {
// データベースへの接続を取得
Connection conn = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlserver://localhost:1433;databaseName=myDatabase", "sa", "password");
// 時刻を小数秒を含む形式で定義
double timeWithFractionalSeconds = 102030.123;
// レコードを挿入
PreparedStatement stmt = conn.prepareStatement("INSERT INTO myTable (myTimeField) VALUES (?)");
stmt.setDouble(1, timeWithFractionalSeconds);
stmt.executeUpdate();
// 接続を閉じる
conn.close();
}
}
カスタムデータ型を使用する
この方法は、小数秒を含む時刻を保存するためにカスタムデータ型を作成することを意味します。この方法は、高度なユーザー向けです。
サードパーティのライブラリを使用する
小数秒を含む時刻を保存するためにサードパーティのライブラリを使用することができます。いくつかのライブラリが利用可能です。
どの方法を選択するか
どの方法を選択するかは、要件によって異なります。
- シンプルさが重要であれば、時刻を文字列として保存する方法を選択してください。
- 柔軟性が重要であれば、カスタムデータ型を使用する方法を選択してください。
- 使いやすさが重要であれば、サードパーティのライブラリを使用する方法を選択してください。
java jdbc time