Rubyにおけるcase文の代替方法

2024-08-25

case文の構文:

case expression
when value1
  # value1と一致した場合の処理
when value2
  # value2と一致した場合の処理
else
  # どの場合にも一致しなかった場合の処理
end

例:

day_of_week = "Tuesday"

case day_of_week
when "Monday", "Wednesday", "Friday"
  puts "It's a weekday."
when "Saturday", "Sunday"
  puts "It's a weekend."
else
  puts "I don't know that day."
end

解説:

  • case expression: 比較する値を指定します。
  • when value1when value2など: 比較する値と一致する場合の処理を指定します。複数の値をカンマで区切って指定することもできます。
  • else: どの場合にも一致しなかった場合の処理を指定します。省略することもできます。



Rubyのcase文解説と例

Rubyのcase文は、他の言語のswitch文に似た機能を提供する制御フロー構造です。複数の条件を評価し、一致する条件の処理を実行します。

基本的な構文

case expression
when value1
  # value1と一致した場合の処理
when value2
  # value2と一致した場合の処理
else
  # どの場合にも一致しなかった場合の処理
end
  • expression: 比較する値です。
  • when value1: 比較する値がvalue1と一致した場合の処理です。
  • else: どの場合にも一致しなかった場合の処理です。

day_of_week = "Wednesday"

case day_of_week
when "Monday", "Wednesday", "Friday"
  puts "It's a weekday."
when "Saturday", "Sunday"
  puts "It's a weekend."
else
  puts "I don't know that day."
end

この例では、day_of_weekの値を比較し、それに応じてメッセージを出力します。

複数の条件の比較

複数の条件を同時に比較することもできます。

grade = 85

case grade
when 90..100
  puts "Excellent"
when 80..89
  puts "Good"
when 70..79
  puts "Fair"
else
  puts "Poor"
end

真偽値の比較

真偽値を比較することもできます。

is_raining = true

case is_raining
when true
  puts "Take an umbrella."
else
  puts "No need for an umbrella."
end

任意のオブジェクトの比較

任意のオブジェクトを比較することもできます。

fruit = "apple"

case fruit
when "apple", "orange"
  puts "It's a citrus fruit."
when "banana"
  puts "It's a tropical fruit."
else
  puts "I don't know that fruit."
end

最後に一致した条件の処理

複数の条件が一致した場合、最初に一致した条件の処理が実行されます。

number = 5

case number
when 1, 2, 3
  puts "It's a small number."
when 4, 5, 6
  puts "It's a medium number."
else
  puts "It's a large number."
end

この例では、numberは5なので、最初の条件が一致し、「It's a small number.」が出力されます。




Rubyにおけるcase文の代替方法

Rubyでは、case文がswitch文の役割を果たしますが、場合によっては他の方法も検討することができます。

if-elsif-else構文

最も一般的な代替方法は、if-elsif-else構文です。これは、複数の条件をチェックし、条件が満たされた場合の処理を実行するものです。

if condition1
  # condition1が真の場合の処理
elsif condition2
  # condition2が真の場合の処理
else
  # どの条件も満たされない場合の処理
end

ハッシュ

ハッシュを使用して、値とそれに対応する処理を関連付けることもできます。

actions = {
  "Monday" => "It's a weekday.",
  "Saturday" => "It's a weekend.",
  "Sunday" => "It's a weekend.",
}

day_of_week = "Tuesday"
puts actions[day_of_week] || "I don't know that day."

メソッドのディスパッチ

メソッドのディスパッチを使用して、オブジェクトのメソッドを呼び出すこともできます。

class Day
  def monday; "It's a weekday."; end
  def saturday; "It's a weekend."; end
  def sunday; "It's a weekend."; end
end

day = Day.new
puts day.send(day_of_week.downcase) || "I don't know that day."

パターンマッチング(実験的な機能)

Ruby 3.0以降では、パターンマッチングが実験的な機能として導入されました。これは、より複雑な条件をマッチングするための構文を提供します。

day_of_week = "Tuesday"

case day_of_week
when "Monday" | "Wednesday" | "Friday" => puts "It's a weekday.",
when "Saturday" | "Sunday" => puts "It's a weekend.",
else puts "I don't know that day."
end

ruby switch-statement conditional-statements

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