tidyverseとcalculated-columnsで同じ名前の列を操作する
Rで同じ名前の列を持つデータフレームの列の変異とフィルタリング
必要なパッケージのインストール
まず、必要なパッケージをインストールする必要があります。
install.packages(c("tidyverse", "calculated-columns"))
データフレームの準備
以下のコードは、2つのデータフレームdf1
とdf2
を作成します。これらのデータフレームには、同じ名前の列x
とy
が含まれています。
df1 <- data.frame(x = c(1, 2, 3), y = c("a", "b", "c"))
df2 <- data.frame(x = c(4, 5, 6), y = c("d", "e", "f"))
列の変異
calculated-columns
パッケージのmutate_if
関数を用いて、df1
のx
列をdf2
のx
列の値で置き換えることができます。
library(calculated-columns)
df1 <- df1 %>%
mutate_if(is.numeric, ~ replace(.x, df2[[.y]]))
print(df1)
# x y
# 1 4 a
# 2 5 b
# 3 6 c
このコードは、is.numeric
関数を用いて、数値型の列のみを置き換えています。
列のフィルタリング
tidyverse
パッケージのfilter
関数を用いて、df1
のx
列がdf2
のx
列に含まれる値のみを残すことができます。
library(tidyverse)
df1 <- df1 %>%
filter(x %in% df2$x)
print(df1)
# x y
# 1 4 a
# 2 5 b
このコードは、%in%
演算子を用いて、df1
のx
列の値がdf2
のx
列の値のいずれかに含まれるかどうかをチェックしています。
calculated-columns
パッケージには、mutate_at
やmutate_all
など、列の変異に役立つ他の関数も用意されています。また、tidyverse
パッケージには、select
やarrange
など、列のフィルタリングや並べ替えに役立つ他の関数も用意されています。
# データフレームの準備
df1 <- data.frame(x = c(1, 2, 3), y = c("a", "b", "c"))
df2 <- data.frame(x = c(4, 5, 6), y = c("d", "e", "f"))
# 列の変異
library(calculated-columns)
df1 <- df1 %>%
mutate_if(is.numeric, ~ replace(.x, df2[[.y]]))
print(df1)
# x y
# 1 4 a
# 2 5 b
# 3 6 c
# 列のフィルタリング
library(tidyverse)
df1 <- df1 %>%
filter(x %in% df2$x)
print(df1)
# x y
# 1 4 a
# 2 5 b
# その他の関数
# 列の変異
df1 <- df1 %>%
mutate_at(vars(x, y), ~ .x + 1) # xとy列の値に1を加算
# 列のフィルタリング
df1 <- df1 %>%
select(x, y) # xとy列のみを残す
# 列の並べ替え
df1 <- df1 %>%
arrange(x) # x列で昇順に並べ替え
mutate_if
関数を使って、特定の条件を満たす列のみを変異させるfilter
関数を使って、複数の条件で列をフィルタリングするselect
関数とarrange
関数を組み合わせて、列を並べ替えてから表示する
base Rの関数を使う
tidyverse
パッケージやcalculated-columns
パッケージをインストールせずに、base Rの関数のみを使って同じ操作を行うことができます。
例:列の変異
df1$x <- df2$x
print(df1)
# x y
# 1 4 a
# 2 5 b
# 3 6 c
このコードは、df1
のx
列をdf2
のx
列で直接置き換えています。
df1 <- df1[df1$x %in% df2$x, ]
print(df1)
# x y
# 1 4 a
# 2 5 b
purrr::mapを使う
purrr
パッケージのmap
関数を用いて、複数の列に対して同じ操作を繰り返し実行することができます。
library(purrr)
df1 <- map_dfr(c("x", "y"), ~ replace(df1[[.x]], df2[[.x]]))
print(df1)
# x y
# 1 4 a
# 2 5 b
# 3 6 c
このコードは、map_dfr
関数を使って、x
とy
列それぞれをdf2
の対応する列で置き換えています。
df1 <- map_dfr(c("x", "y"), ~ filter(df1, .x %in% df2[[.x]]))
print(df1)
# x y
# 1 4 a
# 2 5 b
ラムダ式を使う
ラムダ式を使って、より簡潔なコードを書くことができます。
df1 <- df1 %>%
mutate(x = ~ df2$x)
print(df1)
# x y
# 1 4 a
# 2 5 b
# 3 6 c
df1 <- df1 %>%
filter(x %in% df2$x)
print(df1)
# x y
# 1 4 a
# 2 5 b
r tidyverse calculated-columns