Rで関数適用をスマートに!ループを使わずに2つの多次元配列を処理する方法

2024-07-27

2つの多次元配列にループを使わずにRで関数を適用する方法

mapply 関数を使う

mapply 関数は、複数のベクトルや配列に同じ関数を適用するのに便利です。

# 2つの2次元配列
arr1 <- matrix(c(1, 2, 3, 4), nrow = 2, ncol = 2)
arr2 <- matrix(c(5, 6, 7, 8), nrow = 2, ncol = 2)

# `mapply` を使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- mapply(`+`, arr1, arr2)

# 結果
# [[1]]
# [1] 6 8
#
# [[2]]
# [1] 10 12

mapply は、2つの配列を要素ごとに比較し、+ 演算子を適用します。

purrr パッケージを使う

purrr パッケージは、関数型プログラミングをRで簡単に利用できるようにするパッケージです。

library(purrr)

# `map2` 関数をを使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- map2(arr1, arr2, `+`)

# 結果
# [[1]]
# [1] 6 8
#
# [[2]]
# [1] 10 12

map2 は、mapply と同様に、2つの配列に同じ関数を適用します。

sapply 関数は、配列の各要素に同じ関数を適用し、結果をベクトルとして返します。

# `sapply` を使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- sapply(seq_along(arr1), function(i) arr1[[i]] + arr2[[i]])

# 結果
# [1] 6 8 10 12

ループを使わずに2つの多次元配列に同じ関数を適用するには、mapplymap2sapply などの関数を使うことができます。




# 2つの2次元配列
arr1 <- matrix(c(1, 2, 3, 4), nrow = 2, ncol = 2)
arr2 <- matrix(c(5, 6, 7, 8), nrow = 2, ncol = 2)

# `mapply` を使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- mapply(`+`, arr1, arr2)

print(result)
library(purrr)

# `map2` 関数をを使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- map2(arr1, arr2, `+`)

print(result)
# `sapply` を使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- sapply(seq_along(arr1), function(i) arr1[[i]] + arr2[[i]])

print(result)

実行結果

[[1]]
[1] 6 8

[[2]]
[1] 10 12

[[1]]
[1] 6 8 10 12



Reduce 関数を使う

# `Reduce` を使って、2つの配列を要素ごとに足し合わせる
result <- Reduce(`+`, c(arr1, arr2))

print(result)

Vectorize 関数を使う

Vectorize 関数は、スカラー関数ベクトル関数に変換します。

# `Vectorize` を使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
vec_add <- Vectorize(`+`)

result <- vec_add(arr1, arr2)

print(result)

自作関数を使う

上記の方法でうまくいかない場合は、自作関数を使うこともできます。

# 自作関数
my_func <- function(x, y) {
  x + y
}

# 2つの配列に自作関数を適用
result <- lapply(seq_along(arr1), function(i) my_func(arr1[[i]], arr2[[i]]))

print(result)

ループを使わずに2つの多次元配列に同じ関数を適用するには、いくつかの方法があります。


r



RのデータフレームからNA(欠損値)を含む行を削除する

Rのデータフレームにおいて、NA(欠損値)を含む行を削除する方法はいくつかあります。この処理は、データのクレンジングや分析の前処理として重要です。NAは「Not Available」の略で、データが欠損していることを表します。データフレーム内の数値や文字列の代わりに含まれることがあります。...


質問:Rの「How to make a great R reproducible example」を日本語で説明

問題の簡略化:可能な限り最小限のデータとコードを使用します。重要な部分を抽出し、不要な要素は排除します。問題の簡略化:可能な限り最小限のデータとコードを使用します。重要な部分を抽出し、不要な要素は排除します。コードの提供:問題を再現するためのRコードをすべて提供します。コードは明確で読みやすいようにフォーマットします。...


Rでデータフレームのカラム名を変更するコード例の詳細解説

データフレームは、R言語におけるデータ構造の一つで、表形式のデータを格納します。行はレコード、列は変数を表します。データフレームのカラム名を変更するには、rename()関数を使用します。基本的な構文:新しいデータフレーム: カラム名が変更された新しいデータフレームを格納する変数名...


R言語でデータフレームの列名を変更する方法

データフレーム内の単一の列の名前を変更するR言語では、rename()関数を使用してデータフレーム内の列の名前を変更することができます。この関数は、dplyrパッケージの一部であり、データフレームの操作を簡素化するために使用されます。基本的な構文:...


RのデータフレームでNA値を0に置き換えるコード解説

Rのデータフレームにおいて、欠損値であるNAを0に置き換える方法について説明します。is. na(df) はデータフレーム内のNAの場所を論理値ベクトルとして返します。df[is. na(df)] <- 0 は、その論理ベクトルに基づいてNAの場所に0を代入します。...



r

R言語でデータフレームの行を複数の列でソートする:コード例解説

R言語において、データフレームの行を複数の列でソートするには、主に以下の関数を使用します。用途: データフレームの列を指定し、その列の値に基づいて行をソートする。引数:...: ソートの基準となる列を指定します。複数の列を指定することもできます。decreasing: ソートの方向を指定します。TRUEの場合は降順、FALSEの場合は昇順です。


R言語におけるデータフレームの結合 (join, merge)

データフレームは、R言語におけるデータ構造の一つで、表形式のデータを格納します。行はレコード、列は変数を表します。複数のデータフレームを結合して一つのデータフレームにする操作を、結合 (join) やマージ (merge) と呼びます。結合には、共通する列(キー)に基づいて行われます。


ggplot2で軸ラベルを回転・間隔調整する代替方法

ggplot2は、R言語で美しいグラフを作成するための強力なパッケージです。このパッケージでは、軸ラベルの回転や間隔を調整することで、グラフの読みやすさを向上させることができます。element_text(angle = 45, hjust = 1): x軸のラベルを45度回転し、右揃えにします。


Rでベクトルの要素の個数を数える:より詳細な解説と応用

ベクトルとはベクトルは、同じデータ型の要素を順番に並べたデータ構造です。R言語では、ベクトルを作成するためにc()関数を使用します。個数を数える方法ベクトルの要素の値ごとの個数を数えるには、table()関数を使用します。table()関数は、ベクトルの要素の値をキーとし、その値の個数を値とする連想配列(辞書)を返します。


Rで一つのグラフに複数のグラフを重ねる - その他の方法

Rのプログラミングにおいて、一つのグラフ上に複数のグラフを重ねて表示することは、データの比較や関係性を可視化するために有用な手法です。この処理は主に plot 関数や ggplot2 パッケージを用いて行われます。データの準備: 描画したいデータフレームや行列を用意します。