Rで関数適用をスマートに!ループを使わずに2つの多次元配列を処理する方法
2つの多次元配列にループを使わずにRで関数を適用する方法
mapply 関数を使う
mapply
関数は、複数のベクトルや配列に同じ関数を適用するのに便利です。
# 2つの2次元配列
arr1 <- matrix(c(1, 2, 3, 4), nrow = 2, ncol = 2)
arr2 <- matrix(c(5, 6, 7, 8), nrow = 2, ncol = 2)
# `mapply` を使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- mapply(`+`, arr1, arr2)
# 結果
# [[1]]
# [1] 6 8
#
# [[2]]
# [1] 10 12
mapply
は、2つの配列を要素ごとに比較し、+
演算子を適用します。
purrr パッケージを使う
purrr
パッケージは、関数型プログラミングをRで簡単に利用できるようにするパッケージです。
library(purrr)
# `map2` 関数をを使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- map2(arr1, arr2, `+`)
# 結果
# [[1]]
# [1] 6 8
#
# [[2]]
# [1] 10 12
map2
は、mapply
と同様に、2つの配列に同じ関数を適用します。
sapply
関数は、配列の各要素に同じ関数を適用し、結果をベクトルとして返します。
# `sapply` を使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- sapply(seq_along(arr1), function(i) arr1[[i]] + arr2[[i]])
# 結果
# [1] 6 8 10 12
ループを使わずに2つの多次元配列に同じ関数を適用するには、mapply
、map2
、sapply
などの関数を使うことができます。
# 2つの2次元配列
arr1 <- matrix(c(1, 2, 3, 4), nrow = 2, ncol = 2)
arr2 <- matrix(c(5, 6, 7, 8), nrow = 2, ncol = 2)
# `mapply` を使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- mapply(`+`, arr1, arr2)
print(result)
library(purrr)
# `map2` 関数をを使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- map2(arr1, arr2, `+`)
print(result)
# `sapply` を使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
result <- sapply(seq_along(arr1), function(i) arr1[[i]] + arr2[[i]])
print(result)
実行結果
[[1]]
[1] 6 8
[[2]]
[1] 10 12
[[1]]
[1] 6 8 10 12
Reduce 関数を使う
# `Reduce` を使って、2つの配列を要素ごとに足し合わせる
result <- Reduce(`+`, c(arr1, arr2))
print(result)
Vectorize 関数を使う
Vectorize
関数は、スカラー関数ベクトル関数に変換します。
# `Vectorize` を使って、2つの配列に `+` 演算子を適用
vec_add <- Vectorize(`+`)
result <- vec_add(arr1, arr2)
print(result)
自作関数を使う
上記の方法でうまくいかない場合は、自作関数を使うこともできます。
# 自作関数
my_func <- function(x, y) {
x + y
}
# 2つの配列に自作関数を適用
result <- lapply(seq_along(arr1), function(i) my_func(arr1[[i]], arr2[[i]]))
print(result)
ループを使わずに2つの多次元配列に同じ関数を適用するには、いくつかの方法があります。
r