「git」におけるステージングされた変更の確認方法

2024-08-25

**「git」**において、ステージングされた変更を確認するには、以下のコマンドを使用します。

git statusコマンド

git status

git diff --stagedコマンド

このコマンドは、ステージングされた変更と、最後のコミットとの差分を表示します。具体的にどのような変更がステージングされているのかを確認できます。

git diff --staged

git diff --stagedと同じ機能を提供します。

git diff --cached

例:

# ステージングされたファイルを確認する
git status

# ステージングされた変更の詳細を確認する
git diff --staged
  • ステージングとは、コミットする前に変更を一時的に保存する操作です。
  • **「diff」**は、ファイル間の差分を表示するコマンドです。
  • **「DVCS」**は、分散型バージョン管理システムの略です。



Gitでステージングされた変更を確認する例

git statusコマンドの実行例

git status

このコマンドを実行すると、以下のような出力が得られます。

On branch main
Your branch is up-to-date with 'origin/main'.

Changes to be committed:
  (use "git reset HEAD <file>..." to unstage)

        modified:   README.md   

Changes not staged for commit:
  (use "git add <file>..." to update what will be committed)
  (use "git checkout -- <file>..." to discard changes in working directory)

        modified   :   index.js

出力の解説:

  • On branch main: 現在mainブランチにいることを示します。
  • Changes to be committed: ステージングされている変更の一覧です。この例では、README.mdが変更されています。
  • Changes not staged for commit: ステージングされていない変更の一覧です。この例では、index.jsが変更されています。
git diff --staged

このコマンドを実行すると、ステージングされた変更の詳細な差分が表示されます。

diff --git a/README.md b/README.md
index 1234567..abcdefg 100644
--- a/README.md
+++ b/README.md
@@ -1,3 +1,4 @@
 # プロジェクトの説明

 このプロジェクトは、...

+新しい機能を追加しました。
  • diff --git a/README.md b/README.md: README.mdファイルの差分を表示していることを示します。
  • @@ -1,3 +1,4 @@: どの行が変更されたかを示す行番号です。
  • +新しい機能を追加しました。: 追加された行です。

ステージングされた変更をコミットする

git commit -m "README.mdとindex.jsの変更をコミット"

このコマンドで、ステージングされた変更をコミットします。

  • git diff --stagedコマンドは、ステージングされた変更の詳細な差分を確認できます。
  • ステージングされた変更をコミットするには、git commitコマンドを使用します。
  • git add <file>コマンドで、変更をステージングします。
  • git reset HEAD <file>コマンドで、ステージングを解除します。
  • git checkout -- <file>コマンドで、作業ディレクトリの変更を破棄します。

具体的な例:

  1. index.jsを編集し、git add index.jsでステージングします。
  2. git statusで変更を確認します。
  3. git diff --stagedindex.jsの具体的な変更を確認します。
  4. git commit -m "index.jsの機能追加"で変更をコミットします。



GUIツールを利用する

  • Visual Studio Code:
    • Git拡張機能を使用することで、ソースコードの行ごとに変更箇所が視覚的に表示されます。
    • ステージングやコミットもGUI上で簡単に行えます。
  • GitHub Desktop:
    • シンプルなインターフェースで、変更履歴やブランチの管理が直感的に行えます。
    • ステージングやコミットの操作もGUI上で可能です。
  • Sourcetree:
    • 強力な機能を備えたGitクライアントです。
    • 視覚的な差分表示や、複数のリポジトリの管理などが可能です。
  • git log -p:
    • コミット履歴と、各コミットでの変更内容を表示します。
    • -pオプションで、変更の詳細なパッチ形式を表示できます。
  • git show <commit-hash>:
    • 特定のコミットの内容を表示します。
    • コミットに含まれる変更内容を確認できます。

.gitignoreファイルの活用

  • .gitignoreファイルに無視したいファイルやディレクトリを記述することで、不要なファイルがステージングされるのを防ぎます。
  • これにより、git statusコマンドの出力をよりシンプルにすることができます。

どの方法を選ぶべきかは、以下の要素によって異なります。

  • 作業スタイル: コマンドラインを好むか、GUIツールを好むか
  • チームのルール: チーム内で統一されたツールや方法があるか
  • プロジェクトの規模: 小規模なプロジェクトか、大規模なプロジェクトか

状況に応じて適切な方法を選択し、効率的にGitを活用しましょう。

  • 細かい変更箇所を確認したい場合: git diff --stagedコマンドや、Visual Studio CodeのGit拡張機能が便利です。
  • コミット履歴を詳しく調べたい場合: git log -pコマンドが有効です。
  • 特定のコミットの内容を確認したい場合: git show <commit-hash>コマンドを使用します。
  • 不要なファイルをステージングから除外したい場合: .gitignoreファイルを作成します。
  • 上記以外にも、Gitには多くの機能があります。

git diff dvcs



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