Windowsのコマンドプロンプトでの空ファイル作成:その他の方法
Windowsのコマンドプロンプトで空のファイルを作成する
Windowsのコマンドプロンプトで空のファイルを作成するには、いくつかの方法があります。最も一般的な方法は、type
コマンドとリダイレクト演算子(>
)を使用することです。
方法
方法1: type
コマンドを使用する
- 構文:
type nul > ファイル名.拡張子
- 説明:
type
コマンドは通常、ファイルの内容を表示しますが、nul
デバイスを指定すると何も出力されません。>
演算子は、標準出力をファイルにリダイレクトします。
- 例:
type nul > empty.txt
- 説明:
echo.
コマンドは何も出力しません。
- 例:
echo. > empty2.txt
注意点
- ファイル名と拡張子は自由に指定できます。
- ファイルが既存の場合は、上書きされます。
- コマンドプロンプトは、現在のディレクトリにファイルを生成します。異なるディレクトリに作成したい場合は、まずそのディレクトリに移動する必要があります。
例
C:\> type nul > newfile.txt
C:\> echo. > anotherfile.txt
これらのコマンドを実行すると、現在のディレクトリに newfile.txt
と anotherfile.txt
という空のファイルが作成されます。
備考
コード例の説明
type
: 通常はファイルの内容を表示するコマンドですが、ここでは特別なデバイスであるnul
を指定しています。nul
は何も出力しないデバイスなので、実際には何も表示されません。nul
: 何も出力しないデバイスを表します。>
: リダイレクト演算子です。標準出力をファイルに書き込むことを意味します。ファイル名.拡張子
: 作成するファイルの名前と拡張子です。任意の名前と拡張子を使用できます。
例:
type nul > empty.txt
このコマンドを実行すると、現在のディレクトリに empty.txt
という名前の空のファイルが作成されます。
echo.
:echo
コマンドは通常、文字列を出力しますが、ドット(.
)のみを指定すると何も出力されません。ファイル名.拡張子
: 作成するファイルの名前と拡張子です。
echo. > newfile.txt
- 構文:
copy nul ファイル名
- 説明:
nul
デバイスの内容を指定したファイルにコピーします。実際には何もコピーされないので、空ファイルが作成されます。 - 例:
copy nul emptyfile.txt
方法4: fsutil
コマンドを使用する
- 構文:
fsutil file createnew ファイル名 サイズ
- 説明: 指定したサイズ(バイト単位)の空ファイルを作成します。サイズを0に指定すると、空ファイルが作成されます。
- 例:
fsutil file createnew emptyfile.txt 0
fsutil
コマンドは、Windows Serverや一部のWindowsクライアントにのみ存在する場合があります。fsutil
コマンドは、ファイルシステムの低レベル操作を行うため、誤用するとシステムに影響を与える可能性があります。慎重に使用してください。
windows file cmd