GitHub の README.md ファイルに画像を追加する方法 (プログラミング関連)
GitHub のリポジトリにある README.md ファイルに画像を追加するには、以下の 2 つの方法があります。
外部ホストを利用する
この方法は、既にどこか別の場所に画像がアップロードされている場合に適しています。Imgur や GitHub Pages などが利用できます。
手順:
- 画像をアップロードし、画像の URL をコピーします。
- README.md ファイルを編集します (GitHub 上のウェブエディタからでもローカルエディタからでも可)。
- 次のようなマークダウン記法を使用して、画像を埋め込みます。
![代替テキスト](画像のURL)
- 代替テキスト: 画像の内容を簡潔に説明するテキストです。
- 画像のURL: コピーした画像の URL を貼り付けます。
GitHub リポジトリ内に画像を保存する
この方法は、画像を直接リポジトリ内に保存したい場合に適しています。
- 画像ファイルをリポジトリにプッシュします。
- README.md ファイルを編集します。
![代替テキスト](./画像ファイル名.png) // 同じディレクトリ内にある場合
![代替テキスト](path/to/画像ファイル名.png) // サブディレクトリにある場合
ポイント
- GitHub Flavored Markdown (GFM) では、
?raw=true
を URL クエリに含めることで、フォークされたリポジトリでも正しく表示させることができます。
![代替テキスト](画像のURL?raw=true)
- 画像のサイズは、README.md ファイルの見やすさを考慮して調整しましょう。
用語解説
- GitHub: コードをバージョン管理するためのプラットフォーム
- markdown: プレーンテキストを装飾するための軽量なマークダウン言語
- GitHub Flavored Markdown (GFM): GitHub 独自の拡張機能を持ったマークダウン
GitHubのREADME.mdに画像を追加する際のコード例解説
![代替テキスト](https://example.com/image.png)
![代替テキスト](画像のURL)
:画像を埋め込むための基本的なMarkdown記法です。![]
:画像であることを示します。代替テキスト
:画像が表示されない場合や、スクリーンリーダーなどで画像を読み上げる際に表示されるテキストです。画像のURL
:画像が保存されている場所のURLです。
https://example.com/image.png
:画像ファイルの実際のURLをここに置き換えます。ImgurやGitHub Pagesなど、画像をホスティングできるサービスで得られるURLを使用します。
例:
![GitHubのロゴ](https://github.githubassets.com/images/modules/logos_page/GitHub-Mark.png)
このコードでは、GitHubのロゴ画像をREADME.mdに埋め込みます。
![代替テキスト](./images/example.png)
./images/example.png
:画像ファイルの相対パスです。.
:現在のディレクトリを表します。images
:画像ファイルを保存するフォルダ名です。example.png
:画像ファイル名です。
README.mdファイルと同じディレクトリにimagesフォルダを作成し、その中にexample.pngという画像ファイルを保存した場合、上記のコードで画像を表示できます。
サブディレクトリにある場合:
![代替テキスト](images/subfolder/example.png)
imagesフォルダの中にsubfolderというフォルダがあり、その中にexample.pngがある場合、上記のコードで画像を表示できます。
GitHub Flavored Markdown (GFM) を利用する場合
![代替テキスト](https://example.com/image.png?raw=true)
?raw=true
:画像を直接表示するためのパラメータです。フォークされたリポジトリでも正しく表示させることができます。
- 画像サイズ: README.mdの見やすさを考慮し、適切なサイズに画像をリサイズすることをおすすめします。
- 画像形式: JPEG, PNG, GIFなどの一般的な画像形式が利用できます。
- 画像の最適化: 画像サイズを小さくすることで、ページの読み込み速度を向上させることができます。
GitHubのREADME.mdに画像を追加する方法は、画像を外部にホストするか、リポジトリ内に保存するかによって異なります。Markdownの記法を正しく使用し、画像のURLやパスを指定することで、README.mdをより分かりやすく、魅力的にすることができます。
- Qiitaなどの記事: Qiitaなどには、より詳細な解説や具体的な手順が紹介されている記事があります。
GitHub Issuesを利用した画像アップロード
- 手順:
- 新規Issueを作成します。
- 表示したい画像をIssueのコメント欄にドラッグ&ドロップします。
- GitHubが自動的に画像をアップロードし、Markdown形式の画像リンクを生成します。
- 生成されたリンクをコピーし、README.mdに貼り付けます。
- メリット:
- 簡単な操作で画像をアップロードできる。
- Issueは後から削除できるため、不要な画像を簡単に削除できる。
- デメリット:
GitHub Pagesを利用した画像のホスティング
- 手順:
- GitHub Pages用のブランチを作成します。
- GitHub PagesのURLを使用して、画像を参照します。
- メリット:
- 静的なウェブサイトを構築できる。
- カスタムドメインを設定できる。
- デメリット:
画像ホスティングサービスを利用
- 手順:
- Imgur、AWS S3、Google Cloud Storageなどの画像ホスティングサービスに画像をアップロードします。
- 取得した画像URLをREADME.mdに埋め込みます。
- メリット:
- 大量の画像を安定してホスティングできる。
- CDNを利用することで、高速な配信が可能。
- デメリット:
Git LFSを利用
- 手順:
- Git LFSをインストールします。
- 追跡するファイルタイプを指定します。
- 画像ファイルをGit LFSに登録します。
- メリット:
GitHub Actionsを利用した自動化
- 手順:
- GitHub Actionsでワークフローを作成します。
- ワークフローで画像をビルド時に最適化したり、特定のディレクトリにコピーしたりする処理を行います。
- メリット:
- 自動化によって作業効率が向上する。
- 複雑な画像処理を自動化できる。
- デメリット:
- 画像のフォーマット: JPEG、PNG、GIFなどの一般的な画像フォーマットが利用できます。
- アクセシビリティ: 画像に代替テキストを必ず設定しましょう。
どの方法を選ぶべきか
- 手軽さ: GitHub Issuesを利用した方法が最も簡単です。
- 機能性: GitHub Pagesや画像ホスティングサービスを利用すれば、より高度な機能を利用できます。
- 規模: 画像の数が少ない場合はGitHub Issues、多い場合は画像ホスティングサービスが適しています。
これらの方法を状況に合わせて使い分けることで、より効果的にREADME.mdに画像を追加することができます。
github markdown github-flavored-markdown