C#におけるUnixタイムスタンプとDateTimeの相互変換のコード例

2024-08-28

C#におけるUnixタイムスタンプとDateTimeの相互変換

Unixタイムスタンプとは、1970年1月1日 UTCからの経過秒数を表す数値です。C#では、これを DateTime 型に変換し、その逆も可能となります。

UnixタイムスタンプからDateTimeへの変換

using System;

// Unixタイムスタンプの例
long unixTimestamp = 1693340800; // 2024年8月27日 17:00 UTC

// UnixタイムスタンプからDateTimeへの変換
DateTime dateTime = new DateTime(1970, 1, 1, 0, 0, 0, 0, DateTimeKind.Utc)
                        .AddSeconds(unixTimestamp);
  • DateTimeKind.Utc: DateTime オブジェクトのタイムゾーンを UTC に設定します。
  • AddSeconds: Unixタイムスタンプの秒数を追加して、適切な DateTime オブジェクトを作成します。

DateTimeからUnixタイムスタンプへの変換

// DateTimeの例
DateTime dateTime = DateTime.UtcNow;

// DateTimeからUnixタイムスタンプへの変換
long unixTimestamp = (long)(dateTime - DateTime.UnixEpoch).TotalSeconds;
  • DateTime.UnixEpoch: 1970年1月1日 UTC の DateTime オブジェクトです。
  • TotalSeconds: TimeSpan オブジェクトの総秒数を取得します。

注意:

  • タイムゾーンを正しく扱うことが重要です。特に、ローカルタイムと UTC タイムの違いに注意してください。
  • 大量の変換を行う場合は、パフォーマンスを考慮し、最適化手法を検討することが必要かもしれません。



using System;

// Unixタイムスタンプの例
long unixTimestamp = 1693340800; // 2024年8月27日 17:00 UTC

// UnixタイムスタンプからDateTimeへの変換
DateTime dateTime = new DateTime(1970, 1, 1, 0, 0, 0, 0, DateTimeKind.Utc)
                        .AddSeconds(unixTimestamp);

Console.WriteLine(dateTime.ToString("yyyy-MM-dd HH:mm:ss")); // 出力: 2024-08-27 17:00:00
// DateTimeの例
DateTime dateTime = DateTime.UtcNow;

// DateTimeからUnixタイムスタンプへの変換
long unixTimestamp = (long)(dateTime - DateTime.UnixEpoch).TotalSeconds;

Console.WriteLine(unixTimestamp); // 出力: 現在のUnixタイムスタンプ

解説:

    • DateTime(1970, 1, 1, 0, 0, 0, 0, DateTimeKind.Utc): 1970年1月1日 UTCの DateTime オブジェクトを作成します。
    • ToString("yyyy-MM-dd HH:mm:ss"): DateTime オブジェクトを指定したフォーマットで文字列に変換します。
    • DateTime.UtcNow: 現在の UTC 時間の DateTime オブジェクトを取得します。
    • dateTime - DateTime.UnixEpoch: 2つの DateTime オブジェクトの差を TimeSpan オブジェクトとして取得します。
    • (long): double 型の値を long 型に変換します。



DateTimeOffsetの使用

  • 利点: タイムゾーン情報を保持できるため、より正確な日時表現が可能。
  • コード例:
// UnixタイムスタンプからDateTimeOffsetへの変換
DateTimeOffset dateTimeOffset = DateTimeOffset.FromUnixTimeSeconds(unixTimestamp);

// DateTimeOffsetからUnixタイムスタンプへの変換
long unixTimestamp = dateTimeOffset.ToUnixTimeSeconds();

TimeSpanの利用

  • 利点: DateTimeとUnixタイムスタンプの差を直接計算できる。
// UnixタイムスタンプからTimeSpanへの変換
TimeSpan timeSpan = TimeSpan.FromSeconds(unixTimestamp);

// TimeSpanからDateTimeへの変換
DateTime dateTime = DateTime.UnixEpoch + timeSpan;

// DateTimeからTimeSpanへの変換
TimeSpan timeSpan = dateTime - DateTime.UnixEpoch;

DateTime.FromBinaryとDateTime.ToBinary

  • 利点: DateTimeオブジェクトをバイナリ形式で直接操作できる。
// UnixタイムスタンプからDateTimeへの変換
DateTime dateTime = DateTime.FromBinary(unixTimestamp * 10000000); // 10000000は100ナノ秒を表す

// DateTimeからUnixタイムスタンプへの変換
long unixTimestamp = (long)(dateTime.ToBinary() / 10000000);
  • DateTimeOffsetはタイムゾーン情報を保持するため、より正確な日時表現が可能です。
  • TimeSpanは直接差を計算できるため、特定のユースケースでは効率的です。
  • DateTime.FromBinaryDateTime.ToBinaryはバイナリ形式で直接操作できるため、パフォーマンスを重視する場合に有用です。

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