Keycloak で "Datasource: URL format error; must be jdbc:h2 ... but is jdbc:mariadb: ..." エラーが発生した場合の対処方法

2024-07-27

Keycloak データベース接続エラー:詳細解説と解決方法

データベースの種類と接続URLの不一致

Keycloak は、デフォルトで H2 データベースを使用します。しかし、MariaDB などの別のデータベースを使用したい場合は、kc.sh コマンドを使用してデータベース設定を変更する必要があります。

解決方法

# MariaDB を使用する
kc.sh build --db=mariadb

# 接続URLを指定
kc.sh start --db=mariadb --db-url=jdbc:mariadb://localhost:3306/keycloak

データベース設定ファイルの誤り

standalone.xml ファイルなどのデータベース設定ファイルに誤りがある場合も、このエラーが発生します。

データベース設定ファイルの内容を確認し、誤りがないことを確認してください。以下の点に特に注意が必要です。

  • データベースの種類
  • 接続URL
  • ユーザー名
  • パスワード

データベースサーバーの起動

データベースサーバーが起動していない場合も、このエラーが発生します。

データベースサーバーが起動していることを確認してください。

  • Docker Compose を使用している場合は、docker-compose.yml ファイルにもデータベース設定が含まれている可能性があります。

日本語での情報




version: '3.8'

services:
  keycloak:
    image: 'jboss/keycloak:19.0.1'
    container_name: 'keycloak'
    ports:
      - '8080:8080'
    environment:
      - KC_DB=mariadb
      - KC_DB_URL=jdbc:mariadb://mariadb:3306/keycloak
      - KC_DB_USERNAME=keycloak
      - KC_DB_PASSWORD=keycloak
    depends_on:
      - mariadb
  mariadb:
    image: 'mariadb:10.6.5'
    container_name: 'mariadb'
    ports:
      - '3306:3306'
    environment:
      - MYSQL_ROOT_PASSWORD=password
      - MYSQL_DATABASE=keycloak

Keycloak データベース設定ファイル (standalone.xml)

...
<datasources>
  <datasource jndi-name="java:/DefaultDS" pool-name="DefaultDS">
    <connection-url>jdbc:h2:mem:keycloak</connection-url>
    <driver-class>org.h2.Driver</driver-class>
    <security>
      <user-name>sa</user-name>
      <password/>
    </security>
  </datasource>
  <datasource jndi-name="java:/keycloakDS" pool-name="keycloakDS">
    <connection-url>jdbc:mariadb://localhost:3306/keycloak</connection-url>
    <driver-class>org.mariadb.jdbc.Driver</driver-class>
    <security>
      <user-name>keycloak</user-name>
      <password>keycloak</password>
    </security>
  </datasource>
</datasources>
...

Keycloak データベース接続確認コマンド

docker exec -it keycloak /opt/jboss/keycloak/bin/kc.sh status
docker exec -it keycloak /opt/jboss/keycloak/bin/kc.sh export
docker exec -it keycloak /opt/jboss/keycloak/bin/kc.sh import

注意事項

  • ご利用環境に合わせて、コードを修正する必要があります。



KC_DB_URL 環境変数を使用して、データベース接続URLを指定できます。

KC_DB_URL=jdbc:mariadb://localhost:3306/keycloak kc.sh start

docker run コマンドを使用する

docker run コマンドを使用して、Keycloak コンテナを起動する際にデータベース接続URLを指定できます。

docker run -it --rm -p 8080:8080 \
  -e KC_DB=mariadb \
  -e KC_DB_URL=jdbc:mariadb://localhost:3306/keycloak \
  jboss/keycloak:19.0.1

Keycloak CLI を使用する

Keycloak CLI を使用して、データベース接続設定を変更できます。

kc.sh update-config --db=mariadb --db-url=jdbc:mariadb://localhost:3306/keycloak

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