R:rep()関数とc()関数を使いこなしてシーケンス作成

2024-07-27

Rコード解説:rep()関数のみでシーケンスを作成する

1 1 1 1 1 2 3 3 3 4 4 4 4 5 5

シーケンスの分析

まず、シーケンスを分析すると、以下の特徴が分かります。

  • 数字は1から5まで
  • それぞれの数字は、その数字の回数だけ繰り返される
  • 最後の5は2回繰り返される

rep()関数の使い方

rep()関数は、指定した値を指定した回数繰り返す関数です。

rep(x, times)
  • x: 繰り返す値
  • times: 繰り返す回数

コード解説

result <- vector("numeric", 15)
result[1:5] <- rep(1, 5)
result[6:8] <- rep(2, 3)
result[9:12] <- rep(3, 4)
result[13:15] <- rep(4, 3)

このコードは、以下の手順でシーケンスを作成しています。

  1. resultという名前の空のベクトルを作成します。
  2. resultの最初の5つの要素に、rep(1, 5)で1を5回繰り返した結果を代入します。

このコードは、rep()関数のみを使用して、1から5までの数字をそれぞれその回数だけ繰り返すシーケンスを作成する方法を示しています。

c()関数を使わずにシーケンスを作成する方法として、rep()関数を組み合わせて使用することができます。

このコードは、より簡潔に書くこともできます。

result <- rep(c(1, 2, 3, 4, 5), c(5, 3, 4, 3, 2))



# シーケンスを作成
result <- rep(c(1, 2, 3, 4, 5), c(5, 3, 4, 3, 2))

# シーケンスを表示
print(result)

出力

[1] 1 1 1 1 1 2 3 3 3 4 4 4 4 5 5

解説

  1. c(1, 2, 3, 4, 5)で、1から5までの数字のベクトルを作成します。
  2. c(5, 3, 4, 3, 2)で、それぞれの数字の繰り返し回数を指定します。
  3. rep()関数を使用して、1と2で作成したベクトルに基づいてシーケンスを作成します。
  4. print()関数を使用して、シーケンスを表示します。
  • このコードは、さまざまな方法で変更することができます。

    • シーケンスに含める数字を変更することができます。
    • それぞれの数字の繰り返し回数を変更することができます。



シーケンスを作成する他の方法

seq()関数

seq()関数は、等間隔のシーケンスを作成する関数です。

seq(from, to, by = 1)
  • from: シーケンスの最初の値
  • by: 値の間隔

例:

seq(1, 5)

出力:

[1] 1 2 3 4 5

: 演算子

: 演算子は、2つの値の範囲を指定するために使用できます。

1:5
[1] 1 2 3 4 5

for ループ

for ループを使用して、シーケンスを作成することもできます。

result <- vector("numeric", 15)
for (i in 1:5) {
  result[(i-1)*3 + 1:(i-1)*3 + 3] <- i
}
  1. for ループを使用して、1から5までループします。
  2. ループの各イテレーションで、i の値を result ベクトルの3つの要素に代入します。

lapply() 関数

lapply() 関数を使用して、シーケンスを作成することもできます。

result <- lapply(1:5, function(x) rep(x, x))
result <- unlist(result)
  1. lapply() 関数を使用して、1から5までの各数字に rep() 関数を適用します。
  2. unlist() 関数を使用して、リストをベクトルに変換します。

Rには、シーケンスを作成するさまざまな方法があります。

それぞれの方法には、それぞれメリットとデメリットがあります。

どの方法を使用するかは、作成するシーケンスと、プログラミングスタイルによって異なります。


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