CentOS 7でリポジトリ 'pgdg-common' のメタデータダウンロードエラーの解決方法
CentOS 7で PostgreSQL 関連のパッケージをインストールしようとすると、以下のエラーが発生する場合があります。
エラー: リポジトリ 'pgdg-common' のメタデータのダウンロードに失敗しました
このエラーは、リポジトリ 'pgdg-common' のメタデータ (repomd.xml) をダウンロードできないことが原因です。メタデータは、リポジトリに含まれるパッケージの情報 (名前、バージョン、依存関係など) を提供します。メタデータがダウンロードできないと、yum コマンドは必要なパッケージを見つけることができず、インストールに失敗します。
原因
このエラーが発生する主な原因は次のとおりです。
- ネットワーク接続の問題: ネットワーク接続が不安定な場合、またはファイアウォールによってリポジトリへのアクセスが遮断されている場合、メタデータのダウンロードに失敗する可能性があります。
- リポジトリのURLが間違っている: リポジトリのURLが間違っていると、yum コマンドは正しいメタデータを見つけることができず、ダウンロードに失敗します。
- リポジトリが一時的に利用できない: リポジトリがメンテナンスなどの理由で一時的に利用できない場合、メタデータのダウンロードに失敗する可能性があります。
解決方法
このエラーを解決するには、以下の方法を試してください。
ネットワーク接続を確認する
ネットワーク接続が安定していることを確認してください。ファイアウォールがリポジトリへのアクセスを遮断していないことを確認してください。
リポジトリのURLを確認する
/etc/yum.repos.d/pgdg.repo ファイルを開き、リポジトリのURLが正しいことを確認してください。
リポジトリのキャッシュをクリアする
yum コマンドは、メタデータをローカルにキャッシュします。キャッシュが破損していると、エラーが発生する可能性があります。キャッシュをクリアするには、以下のコマンドを実行します。
yum clean all
リポジトリを再度有効化する
リポジトリが無効化されている場合、メタデータをダウンロードできません。リポジトリを再度有効するには、以下のコマンドを実行します。
yum repolist enable pgdg
リポジトリのミラーサイトを使用する
リポジトリのミラーサイトは、リポジトリのコンテンツを複製したものです。ミラーサイトを使用することで、ダウンロード速度を向上させたり、リポジトリへのアクセスが制限されている場合でもメタデータをダウンロードできる場合があります。
PostgreSQL 公式リポジトリを使用する
pgdg リポジトリは、PostgreSQL の公式リポジトリではありません。公式リポジトリを使用する場合は、以下のコマンドを実行します。
yum install postgresql-server
- CentOS のバージョン
- 使用しているコマンド
- エラーメッセージの詳細
# リポジトリを追加
yum install https://download.postgresql.org/pub/repos/yum/14/redhat/rhel-7-x86_64/pgdg-14-redhat-7-x86_64.repo
# PostgreSQL サーバーをインストール
yum install postgresql-server
# PostgreSQL サービスを起動
systemctl start postgresql
# PostgreSQL データベースを初期化する
su - postgres -c "initdb -D /var/lib/pgsql/data"
# PostgreSQL ユーザーを作成
createuser -P postgres
# PostgreSQL クライアントをインストール
yum install postgresql-client
# PostgreSQL に接続
psql -U postgres
このコードは、PostgreSQL 14 をインストールし、データベースを初期化し、ユーザーを作成し、クライアントをインストールします。
注意:
- このコードは、CentOS 7 でのみ動作します。
- PostgreSQL のバージョンを変更するには、リポジトリの URL とインストールするパッケージ名を変更する必要があります。
CentOS 7でPostgreSQLをインストールする他の方法
ソースコードからインストール
PostgreSQL のソースコードからインストールする方法です。この方法は、最新バージョンの PostgreSQL をインストールしたい場合や、特別な設定が必要な場合に役立ちます。
手順
- PostgreSQL の公式 Web サイトからソースコードをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを解凍します。
- 解凍したフォルダで
configure
コマンドを実行します。 make
コマンドを実行して PostgreSQL をビルドします。sudo make install
コマンドを実行して PostgreSQL をインストールします。
RPM パッケージからインストール
PostgreSQL の RPM パッケージをダウンロードしてインストールする方法です。この方法は、比較的簡単にインストールできますが、最新バージョンの PostgreSQL が提供されていない場合があります。
- ダウンロードしたファイルを
yum install
コマンドでインストールします。
例
yum install postgresql-14-server-14.4-1.el7.x86_64.rpm
Docker を使用してインストール
Docker を使用して PostgreSQL をインストールする方法です。この方法は、環境を簡単に構築 and 破壊できるため、開発環境やテスト環境に適しています。
- Docker をインストールします。
- PostgreSQL の Docker イメージをダウンロードします。
docker run -d -p 5432:5432 postgres:14
クラウドサービスを使用する
Amazon RDS や Google Cloud SQL などのクラウドサービスを使用して PostgreSQL をインストールする方法です。この方法は、サーバーの管理をせずに PostgreSQL を使用したい場合に役立ちます。
- クラウドサービスプロバイダーのアカウントを作成します。
- クラウドサービスのコンソールで PostgreSQL インスタンスを作成します。
linux stream centos