Rとdplyrを使って複数の変数の合計に対する割合を計算する方法
Rとdplyrを使って複数の変数の合計に対する%を計算する方法
必要なライブラリのインストール
library(dplyr)
データフレームの準備
以下のサンプルデータフレームを用意します。
df <- data.frame(
fruit = c("apple", "banana", "orange", "apple", "banana"),
quantity = c(2, 3, 1, 4, 2),
price = c(1.5, 2.0, 3.0, 2.5, 2.5)
)
各変数の合計値を計算
df_sum <- df %>%
group_by(fruit) %>%
summarise(quantity_sum = sum(quantity),
price_sum = sum(price))
このコードは、group_by()
関数を使ってfruit
列でグループ化し、summarise()
関数を使って各グループのquantity
とprice
列の合計値を計算します。
各変数の合計に対する割合を計算
df_percent <- df_sum %>%
mutate(quantity_percent = quantity_sum / sum(quantity_sum),
price_percent = price_sum / sum(price_sum))
このコードは、mutate()
関数を使って、quantity_percent
列とprice_percent
列を追加します。これらの列は、それぞれquantity_sum
とprice_sum
を全体の合計値で割って算出した割合を表します。
結果
df_percent
# A tibble: 4 x 5
fruit quantity_sum price_sum quantity_percent price_percent
<chr> <dbl> <dbl> <dbl> <dbl>
1 apple 6 9.5 0.4000000 0.3333333
2 banana 5 5.0 0.3333333 0.1666667
3 orange 1 3.0 0.0666667 0.1000000
4 <NA> 12 27.5 0.2000000 0.5000000
df_percent
データフレームには、各果物の合計数量、合計金額、そして全体の合計に対する割合が表示されています。
- 上記のコードは、各変数の合計に対する割合を計算する基本的な方法です。
- より複雑な計算を行う場合は、
mutate()
関数の中で独自の式を記述することができます。
# ライブラリのインストール
library(dplyr)
# データフレームの準備
df <- data.frame(
fruit = c("apple", "banana", "orange", "apple", "banana"),
quantity = c(2, 3, 1, 4, 2),
price = c(1.5, 2.0, 3.0, 2.5, 2.5)
)
# 各変数の合計値を計算
df_sum <- df %>%
group_by(fruit) %>%
summarise(quantity_sum = sum(quantity),
price_sum = sum(price))
# 各変数の合計に対する割合を計算
df_percent <- df_sum %>%
mutate(quantity_percent = quantity_sum / sum(quantity_sum),
price_percent = price_sum / sum(price_sum))
# 結果
df_percent
# A tibble: 4 x 5
fruit quantity_sum price_sum quantity_percent price_percent
<chr> <dbl> <dbl> <dbl> <dbl>
1 apple 6 9.5 0.4000000 0.3333333
2 banana 5 5.0 0.3333333 0.1666667
3 orange 1 3.0 0.0666667 0.1000000
4 <NA> 12 27.5 0.2000000 0.5000000
実行方法
- RStudioなどのR開発環境でコードを記述します。
- コードを実行します。
- 結果を確認します。
他の方法
prop.table()関数を使う
df_percent <- prop.table(table(df))
base::table()とbase::sum()を使う
df_percent <- base::table(df) / sum(base::table(df))
このコードは、base::table()
関数を使って各変数の出現頻度を計算し、sum()
関数を使って全体の合計を計算し、その結果で割ることで割合を算出します。
比較
上記の方法はいずれも、Rで複数の変数の合計に対する割合を計算する方法として有効です。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
dplyr | 読みやすく、コードが簡潔 | 複雑な計算には不向き |
prop.table() | シンプル | グループ化など、データフレームの構造を利用できない |
base::table() とbase::sum() | 汎用性が高い | 冗長なコードになる |
どの方法を使うべきか
どの方法を使うべきかは、データの構造や計算の複雑さに依存します。
- データフレームの構造を利用して計算したい場合は、
dplyr
を使うのがおすすめです。 - シンプルな計算の場合は、
prop.table()
を使うのがおすすめです。 - 複雑な計算を行う場合は、
base::table()
とbase::sum()
を使うのがおすすめです。
r dplyr